まむしの兄弟 刑務所暮し四年半 作品情報
まむしのきょうだいむしょぐらしよねんはん
刑務所を釈放されたばかりの、まむしのゴロ政は弟分の不死身の勝次と神戸へ繰り込んだ。ところがバー“ユキコ”のママ、倉石優子にひと目惚れし、優子の4歳になる娘を、名古屋で水上生活を送るおばあちゃんのたかが、預ったまま返してくれないと聞いた政と勝は名古屋へと向かった。名古屋へ着いた二人は、早速、暴力バーやインチキソープランドに引っかかり、大暴れしたものの、痛めつけられ放り出された。その二人を助けてくれたのが、たかだった。翌日、政と勝次は先日の暴力バーのマスター真吉がたかの息子だと知る。そして、その真吉に芝江組が狙いをつけ、ショバ代を捲き上げようと責めたてていた。そんなある日、神戸から優子自らユキコを引きとりに来たが、たかは、赤ん坊を捨ててとび出した女には可愛いい孫を渡せぬ、と頑強に拒否。思いあまった優子はユキコの父親、芝江組々長の多三郎に会うが、冷たく突っぱねられ、挙句の果てに、組員たちに凌辱されてしまった。ぼろ布のようになって帰って来た優子を見たたかは「私が悪かった」と詫びるのだった。怒った政と勝次は、持ち前のしつこさで、何度も何度も芝江組に殴り込むうちに政が警察に掴ってしまった。一方、芝江組の脅迫を受けて、優子、ユキコ、たか、真吉らは神戸へ逃げ出そうとしたが、追って来た子分に真吉が殺されてしまった。やがて、出所した政と勝次は、盗んだパトカーで芝江の邸宅へ突っ込み、奪った猟銃や拳銃で大暴れ、真吉の仇を討つのだった。
「まむしの兄弟 刑務所暮し四年半」の解説
“まむしの兄弟”シリーズ第5作。刑務所を出るたびに勲章の数が増え、惚れた女のためにヤクザを相手に大暴れする、まむしの兄弟のバイタリティー溢れる姿を描く。脚本は「博奕打ち外伝」の野上龍雄、監督は、「日蔭者」の山下耕作、撮影は「賞金首 一瞬八人斬り」の山岸長樹が、それぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1973年2月17日 |
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キャスト |
監督:山下耕作
出演:菅原文太 川地民夫 三益愛子 浜木綿子 渡瀬恒彦 鎌田知佐 小松方正 待田京介 高宮敬二 三島ゆり子 女屋実和子 ひし美ゆり子 鈴木金哉 久田正臣 林彰太郎 宇崎尚韶 曽根晴美 丘路千 北川俊男 福本清三 久保浩 流健二郎 大矢正利 山下義明 遠藤辰雄 野口貴史 大泉滉 丸取峰子 江波多寛児 南利明 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(1973) |
上映時間 | 90分 |
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