P.N.「PineWood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-01-02
時代劇・捕物帖の醍醐味が美術、モノクローム撮影、演出の冴えた画面から滲み出る…。山本周五郎の深川安楽亭は庶民の劇として芝居で観た事はあったが映画で見るのは初めてだった。水谷浩の映画セットとしても出色!栗原小巻もいい!ヒッチコック監督のサスペンス映画をみたいな怖さもあるー。御用、御用…の提灯が迫って来たり投網が襲って来たりするが男達の結束は揺るがない。悪に抗する一つの美学がある、黒澤明監督の(七人の侍)とも共通する処が…。