死村告別 作品情報
しにむらこくべつ
冷酷な程荒涼とした冬の津軽。その寒村に、一人の青年が降り立った。増田太一である。太一にとって、故郷を捨てて五年目の帰郷だった。五年前、太一は、炭焼をしている父、竜吉と二人で生活していた。母親のさだとは、太一が一歳の時、死別。だが、さだの死には恐ろしい秘密があった。肺病で苦しむさだの姿を見兼ねる余り、竜吉が殺してしまったのだ。太一はその秘密を知らない。そして、竜吉もまた、肺病に犯され始めている。嵐の吹き過ぎたある日、村の浜に数体の溺死体が上がった。漁船が難破したのだ。それから数日間、竜吉の炭焼き小屋からは、死体を焼く白煙が立ちのぼり続けた……。
「死村告別」の解説
青森市在住の劇作家、海郷三吉のラジオドラマ脚本を原案にしたもので、脚本・監督は「彷徨」「心」と一貫して津軽を描いてきた長内和雄、撮影は大手洋行、笠松則通、赤枝満がそれぞれ担当。(16ミリ)
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1978年9月15日 |
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キャスト |
監督:長内和雄
原作:海郷三吉 出演:牧良介 新井文志 若杉勝義 畑井律子 木立隆雅 山野上智子 吉田和人 工藤恵 岸本輝男 鳥谷部徳一 加賀谷隆子 三浦隆徳 三浦広子 |
制作国 | 日本(1978) |
上映時間 | 80分 |
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