トラック野郎 突撃一番星 作品情報

とらっくやろうとつげきいちばんぼし

SF熱にとりつかれた桃次郎、夜の国道でUFOならぬ、鳥羽のイルカ島の美人イルカ調教師、月田えり子と遭遇する。例によって桃次郎は彼女に一目ぼれである。そこへ、元トラック野郎の桶川玉三郎という男が現われた。桃次郎は玉三郎がえり子の幼な友達とわかると彼女に近づくために彼を助手に雇ってしまう。この玉三郎、ついでに一騒動を持ちこんできた。それは、故郷の人々に運送会社の社長をしているとふれこんだので、出世した彼を見ようと父親がやって来るということであった。人情屋の桃次郎、父親に落胆させまいと、仲間のトラック野郎と芝居をうって彼をにわか社長に仕立てるのである。一方、不況で荷の減った合棒のジョナサン、仲間を裏切って運賃をダンピングしてまで仕事をとってしまった。桃次郎に絶交されたジョナサン、なぐさめてくれたストリッパーのマリーと公演先の下呂温泉に向かう。桃次郎もえり子が結婚話で故郷の下呂に帰ったと聞いて後を追う。そして下呂では、“玉三郎社長”のからくりを知った父親がみんなのために大宴会を開いてもてなすのであった。仲間と仲直りしたジョナサンも、ここでマリーと涙のお別れである。イルカ島に戻った桃次郎、逃げたイルカを追って、えり子の恋人とも知らずに駿介と二人で海に乗り出した。イルカを連れ戻した桃次郎はえり子の感謝で有頂点の毎日だった。ある嵐の夜、養殖鮑を守ろうとしていた駿介が重傷を負うが、桃次郎、えり子の尽力で一命はとり止めた。しかし、このことから二人の愛を知った桃次郎は二人の幸福を祈りつつ、ジョナサン、玉三郎とともにイルカ島を去って行く……。

「トラック野郎 突撃一番星」の解説

マドンナに原田美枝子を迎えたシリーズ七作目は、映画生活初めての二枚目“文太の恋敵”に扮する川谷拓三と、UFO熱にとりつかれた桃次郎の活躍を描く。脚本は「トラック野郎 男一匹桃次郎」の掛札員裕と「ビューティ・ペア 真赤な青春」の中島信昭、監督は「多羅尾伴内」の鈴木則文、撮影は「トラック野郎 男一匹桃次郎」の飯村雅彦がそれぞれ担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1978年8月12日
キャスト 監督鈴木則文
出演菅原文太 愛川欽也 せんだみつお 原田美枝子 辰巳柳太郎 樹木希林 亜湖 樹れい子 中村玉緒 小松方正 天地総子 南利明 谷村昌彦 林洋 武知杜代子 角田淑子 須賀良 佐藤晟也 宮城健太郎 幸英二 清水照夫 奈辺悟 亀山達也 沢田浩二 久地明 宮地謙吾 城春樹 吉宮慎一 相馬剛三 宮崎靖男 勝光徳 和田瑞穂 白川絹子 日尾孝司 田島義文 津野途夫 司裕介 寒川蔵雄 大木晤郎 松沢勇虫 金子信雄 畑中猛重 村松美枝子 汐路章 谷本小代子 森祐介 マイテイ・井上 団巌 大前均 高月忠 河合絃司 川谷拓三 二瓶正也 木村修
配給 東映
制作国 日本(1978)
上映時間 103分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:53

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