P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-02-20
中学生のオシャレは、イタリアから帰国した父親に新しい母を紹介され、ショックを受ける。そのショックを吹き飛ばすため、夏休みにオバチャマの羽臼邸に仲間たち6人と行くことにする。
オバチャマもみんなを歓迎してくれ、都会育ちの7人にとっては、オバチャマの家がある田舎の雰囲気は新鮮で大喜びするが、実はオバチャマは数年前に死んでいたのだった---------。
「転校生」「時をかける少女」などの尾道3部作で有名な大林宣彦監督の初監督作品。
ホラー映画だが、ファンタジックさのある映像が、大林監督らしさが滲みでているとも言えるが、人を食べる屋敷と化した妖怪が、少女たちを次々と食べていくという、コミカルながら残酷な内容。
ストーリーや映像はもう何でもアリの世界で、ハチャメチャと言えなくもないが、サービス精神も多分に窺える。
映画としての品位や品質は、必ずしも高いとは言えないが、なぜか印象に残る映画だ。
そこがカルト映画たる所以だろうか。