P.N.「高田風香」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-10-23
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
小学校に入る前の春休みに見た映画として、とても印象に残る作品です。原作の登場人物は男の子だけですが、この映画にはかりんという小学3年生の女の子をオリジナルキャラとして登場させ、見事なまでに又三郎の世界に溶け込んでいます。
フィルムブックも購入しましたが、かりんは風の神様の子を呼び込む巫女というポジションだと書かれていました。病気のお母さんと2人暮らしで、クラスから孤立しがちという点は銀河鉄道のジョバンニに似ているなと思ったら、やはりジョバンニを参考にしたそうです。
かりん役の早瀬美里さんはその後、ちょくちょくドラマ等で見かけましたが、他の子の出演がこの作品きりだったのが残念です。(嘉助役の子がとなりのトトロのカンタの声優を担当したぐらいか…)。特に又三郎役の小林悠さんはどうしているのでしょう。イケメンな上に、いじめられているかりんをかばうなど、フェミニストなところもあって結構好みでした。
あと、投げ捨てられた靴にとりついてかりんを追いかける岸部一徳さんの生霊は怖かったです…子供ながらにトラウマになりました。