P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-28
原作の連城三紀彦短篇集に熱き唇が所収されて居り,キーワードのゴンドラの唄と共に黒澤明監督の名作・生きるとの関連が解説文で為されていた。連城三紀彦の映像的な文章を読みながら本篇への興味が又募る
こいぶみ
総合評価4.5点、「恋文(1985)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
原作の連城三紀彦短篇集に熱き唇が所収されて居り,キーワードのゴンドラの唄と共に黒澤明監督の名作・生きるとの関連が解説文で為されていた。連城三紀彦の映像的な文章を読みながら本篇への興味が又募る
男と女の愛のあり方を問うた物語です。
善悪を超えた少年がそのまま大きくなったような男、自分勝手に生きていると思われる主人公が時として見る者にグッとくる文言を吐く所があり、その言葉と妻自身の感受性とも相成り、妻自身も思いがけない方向に導かれていく部分がこの映画の秀逸な部分と思います。
私なら、、あなたならどうするという事を非常に身近に考えさせられる良い問題提起の映画であります。
勿論、萩原健一、倍賞美津子共に素晴らしい演技です。