うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 作品情報

うるせいやつらつーびゅーてぃふるどりーまー

友引高校は、学園祭を明日に控えて大騒動。夜食調達のために、深夜の友引町に出かけたあたると面堂は、異様な雰囲気のチンドン屋とデカ帽子の少女を目撃した。翌日、生徒たちは再び学園祭の準備をしている。時間が進まず、毎日が学園祭の前日なのだ。この事態に気づいた温泉マーク先生とサクラは、友引高校自体に原因ありと生徒たちを追い出し、その解明に乗り出した。しかし、温泉マークもいつの間にか消え、サクラは錯乱坊に相談しようとするが、錆ついた鍋を残したまま錯乱坊も消えていた。あたるたちは久々に帰宅。しかし、無事に帰れたのはラムとあたるだけ、メガネたちはバスに乗っても、電車でも町中をグルグル回るだけで、友引高校の正門前に戻ってくるのだった。面堂のハリアーに乗って空から偵察に出かけた一同は、友引町全体が巨大な亀の背に乗って、宙に浮かんでいるのを見た。あたるたちのサバイバル生活が始まった。生き残っているのはハリアーに乗っていたものと諸星家の人だけ。人々を失った友引町はだんだん廃墟と化してゆく。ラムはこの無期限に続くサバイバル楽園に上機嫌だったが、この楽しみもつかの間だった。例のデカ帽子の少女が現われる度に、竜之介がしのぶがと一人一人消えて行く。サクラと面堂はあたるを囮に使ってこの事態の張本人を追いつめる。その姿は、人類始まって以来、夢を作り、人々に邪気を吹き込み続けていた夢邪気だった。あたるたちのいる世界は夢邪鬼の作ったラムの夢の世界なのだ。あたると夢邪鬼の一騎討ちが始まった。夢邪鬼の魔法のトランペットを手に入れたあたるが、それを吹き鳴らすと夢を喰う伝説の獣・バクが現われた。バクはあたるのいる夢の世界を食べ始める。理想の夢の世界を破壊された夢邪鬼は復讐のため、あたるに次々と悪夢を見せる。その悪夢の循環から解き放たれる方法を謎の幼女から教わったあたるはそれを実行する。再び学園祭前日の友引高校で目覚めたあたる。果たしてそこは現実かはたまた夢の世界か…。

「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」の解説

昨年2月に公開された「うる星やつら オンリー・ユー」に続く第二作。ひょんなことから、夢邪気の作った夢の世界へ放り込まれた友引町の人々の姿を描く。週刊少年サンデーに連載中の高橋留美子の同名漫画の映画化で、監督は前作「うる星やつら オンリー・ユー」の押井守で、脚本も手がけている。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1984年2月11日
キャスト 監督押井守
原作高橋留美子
出演平野文 古川登志夫 神谷明 島津冴子 鷲尾真知子 千葉繁 村山明 野村信次 二又一成 田中真弓 安西正弘 池中通洋 西村知道 永井一郎 杉山佳寿子 緒方賢一 佐久間なつみ 藤岡琢也
配給 東宝
制作国 日本(1984)
上映時間 98分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「薪」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2025-08-02

名前は知っていてもアニメ版は見たことなくて、この映画が初めて観たうる星やつらだった。
舞台は学校、学園祭の準備をケンカしながらも楽しそうに進める生徒たち。「明日の学園祭で決着をつけてやる」みたいなことを言いながら帰宅していく。そして翌日もまた同じような繰り返し。そのまた翌日も。何度か繰り返してやっと気付く、いつまでたっても学園祭当日にならないことを。
それに気付いた登場人物は石となり消えていく。そしてその空間から逃れることは出来ない。
すごいシチュエーション。すごい発想力。監督が押井守と知って納得。
うる星やつらを見たことない人にもオススメ。面白かった。

最終更新日:2025-08-12 16:00:02

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