おんな6丁目 蜜の味 作品情報

おんなろくちょうめみつのあじ

ネオンきらめく銀座の街で、クラブ“亜矢子”の七周年記念が盛大に催されていた。亜矢子のために各界から有名人が集まり、パトロンの久松幸蔵の姿もあった。一方、執拗に亜矢子を面罵する“パピヨン”のママ蕗子の酔い乱れた顔も見える。翌日、蕗子はビルから飛び降りて自殺した。客集めに高い女の子を集めて、経営に失敗した蕗子の姿は、華やかさと紙一重の銀座の厳しい姿を象徴している。ある日、亜矢子は原宿で若い娘、久美を見出し、銀座の水に引き入れた。そんな時、久松が死んだ。久松の遺言で、店は亜矢子のものになり、久松の息子の孝史から権利書が手渡された。最初はわだかまりのあった亜矢子と孝史だが、やがて二人は愛し合うようになる。一方、ホステスとして頭角をあらわしはじめた久美は孝史に惹かれ、誘惑するが反対に傷ついてしまう。そして、久美はしコード会社の福井に接近し、レコードを出すと、予想以上に素質のあった彼女の歌は大ヒットとなる。同業のかほるや令子のさまざまな妨害にもめげず、亜矢子の店は着着と伸びていった。逆にかほるの店は、得意先の汚職にまきこまれて、店の権利書を差し押えられてしまう。銀座の地図が変ろうとしている。亜矢子は銀座の慣例になっている十二月の恒例銀座まつりのまとめ役に選ばれた。それは銀座のクラブ界のナンバーワンに亜矢子が登りつめたことを意味していた。

「おんな6丁目 蜜の味」の解説

銀座のクラブを切り盛りするママと、ライバルの店主たちの姿を描く。銀座のクラブ『順子』のママ田村順子の原作『おんな6丁目』『おんな6丁目夜の仮面』の映画化で、脚本は多村映美、監督はピンク映画出身の向井寛、撮影は鈴木史郎がそれぞれ担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1982年10月2日
キャスト 監督向井寛
原作田村順子
出演田村順子 野川由美子 石田夏子 村嶋修 木暮実千代 真木洋子 亜湖 真山知子 吉行和子 植村由美 司瑠美子 明石多佳子 生天目志保 賀原夏子 岡田英次 大門正明 根上淳 近藤宏 伊沢一郎 小林昭二 永井秀明 宮内淳 清坂幸市 菅原千明 二瓶正也 梨元勝 大江徹 川島一平 砂塚秀夫 山田光一 山本庄勘
配給 東映
制作国 日本(1982)
上映時間 94分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「おんな6丁目 蜜の味」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:55

広告を非表示にするには