冬物語(1991) 作品情報

ふゆものがたり

夏のブルターニュ。フェリシー(シャルロット・ヴェリー)は、シャルル(フレデリック・ヴァン・デン・ドリーシュ)と恋に落ちる。パリへ戻る駅のホームで、彼女は、アメリカに料理の修行に行くと言う彼に自分の住所を教えた。5年後の12月14日。フェリシーは、彼女が勤める美容院のオーナーで、彼女の男友達のひとりのマクサンス(ミシェル・ヴォレッティ)に、妻と別れ、ヌヴェールで再出発するから一緒に来てほしいと言われ、承知した彼女は娘エリーズ(アヴァ・ロラスキ)と翌晩ヌヴェールに出発した。12月16日。マクサンスと観光する道すがら、フェリシーはシャルルとの一件を話す。彼に教えた住所が間違っていたこと。何とか彼の行方を探そうとしたが、姓を知らなかったこと…。12月18日。パリに帰ったフェリシーは、もうひとりの男友達ロイック(エルヴェ・フュリク)にマクサンスと暮らすことを宣言した。12月27日。マクサンスが、美容院のスタッフに、彼女を_マダム_と呼ぶよう強要したことにショックを受けたフェリシーは、エリーズと立ち寄った大聖堂で、心から愛する人以外と一緒になってはならないと悟り、心の迷いが消える。エリーズとパリに帰ったフェリシーは、その夜シェークスピア劇『冬物語』を観て、深い感銘を覚えた。12月31日。年末の買物を済ませ、母の家に向かうバスに乗ったフェリシーとエリーズは、前の席に座っていたシャルルと偶然に再会する。エリーズが自分の娘だと知ったシャルルは、フェリシーらとともに彼女の母の家に行き、驚く母親の前でフェリシーに、ブルターニュにレストランを持つことになったので、一緒に暮らさないか、と言い、フェリシーは承知する。そして新しい年が、幸福な気持ちとともにやって来るのだった。

「冬物語(1991)」の解説

些細な行き違いから恋人と生き別れになった女性に“至福”の時が訪れるまでを描く人間ドラマ。監督・脚本は「春のソナタ」のエリック・ロメールで、本作は“四季の物語”シリーズ第2弾である。製作はマルガレット・メネゴス、撮影はリュック・パジェス、音楽はセバスチャン・エルムスが担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1992年12月19日
キャスト 監督エリック・ロメール
出演シャルロット・ヴェリー フレデリック・ヴァン・デン・ドリーシュ ミシェル・ヴォレッティ エルヴェ・フュリク アヴァ・ロラスキ
配給 シネセゾン(シネセゾン=テレビ東京 提供)
制作国 フランス(1991)
上映時間 114分

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最終更新日:2022-09-09 02:00:02

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