P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-01-28
本篇がジュリエット・ピノシュとドニ・ラヴァンのセーヌ川に生きるホームレスな恋人たちの物語だとするならば,オムニバス映画〈TOKYO!〉第2話「メルト 糞」は大都会の下水道から蘇る妖怪の物語何だ。ドニの怪演で魘されそうだが
ぽんぬふのこいびと
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本篇がジュリエット・ピノシュとドニ・ラヴァンのセーヌ川に生きるホームレスな恋人たちの物語だとするならば,オムニバス映画〈TOKYO!〉第2話「メルト 糞」は大都会の下水道から蘇る妖怪の物語何だ。ドニの怪演で魘されそうだが
知らなかった。これが昔上映されていた時は、パリのお洒落な恋人たちが出てくるのかと思っていた。こういう映画だったのか。何か深いところにじわじわと響いてくる映画です。ポンヌフ橋に行ってしばらく佇みたい。。
完全に私はこの『ポンヌフの恋人』に、心奪われてしまった。なんなのだろう…この落ち着いてはいるが内部で燃え盛る感動は。
こだわり抜かれたほどのアレックスの無垢な純粋さ、単純さと
ミシェルの謎、秘められた部分が複雑に絡み合いながら
映画はパリという華やかな街とそれとは真逆の風景とともに進んでゆく。一つの橋の上で始まり、終わり、また出発…
おそらくカラックスにしか描けない素敵な愛の物語だと思う。