P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-11-11
世田谷美術館でのチェコ・デザインの映画史を含んだ百年展の年表を観ていたら,ヴェラ・ヒテイロヴァ監督のpsychedelicな本篇がチェコ映画のヌーベルバーグとして位置附けられて居たんだ。花飾りを纏って奔放に生きるヒロインの姉妹の姿の其の映像が甦って来て懐かしくも有った
ひなぎく
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世田谷美術館でのチェコ・デザインの映画史を含んだ百年展の年表を観ていたら,ヴェラ・ヒテイロヴァ監督のpsychedelicな本篇がチェコ映画のヌーベルバーグとして位置附けられて居たんだ。花飾りを纏って奔放に生きるヒロインの姉妹の姿の其の映像が甦って来て懐かしくも有った
ルイ・マル監督の地下鉄のザジやシュバンクマイエル監督のコラージュ作品を連想させるー。早稲田松竹のカルト映画特集で不思議惑星キンザザと併映された。ガーリッシュで自由奔放なタッチはジャン・ヴィゴ監督の遊び心やジャン・コクトーのシネポエムとも共通する。さらに、完全なアンチ男性作品としてアンチヒロインの女性讃歌の映画!硬直化したソビエト一党独裁への諷刺として痛烈♪豪華なパーテイ会場で繰り広げる後半のシーンのハチャメチャ振りが圧巻…。カッコウの巣の上でやサテリコンも思い浮かべた…。