ひなぎく 作品情報

ひなぎく

ユリエ(イヴァナ・カルバノヴァ)とユリエ2(イトカ・チェルトヴァ)の姉妹はサイケなおめかしで今日も街に出かけ、男をひっかけ、散々もてあそんだあげく、食い逃げでポイ。そんな騒々しくもチャランポランな暮らしが彼女たちにとっての日常だ。牛乳のお風呂に入り、グラビアを切り抜いているうちにお互いの身体をチョン切りはじめ、ついにはスクリーンさえコマ切れになってしまう。しかし相変わらずしかめつらした周囲は彼女たちのことなど目にもとまらないようだ。「変ね、私たちはいないのかしら」。ある日二人は党のお偉方のためのパーティー会場に忍び込み、料理を手あたりしだいに荒らした果てに、ファッション・ショーまではじめ、大騒ぎのうちに幕となる。

「ひなぎく」の解説

ひまをもてあました女性二人の繰り広げるバカ騒ぎを実験的な手法も織り混ぜて描いたユニークな作品。監督はチェコの女流、ヴェラ・ヒティロヴァ、パーヴェル・ユラーチェクの原案をエステル・クルンバホヴァーが脚色、撮影はヤロスラヴ・クチェラ、音楽をイジィ・シュストとイジィ・ジュルトルが担当。出演はイヴァナ・カルバノヴァ、イトカ・チェルトヴァほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1991年3月3日
キャスト 監督ヴェラ・ヒティロヴァ
配給 アーバン21
制作国 チェコスロバキア(1966)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-11-11

世田谷美術館でのチェコ・デザインの映画史を含んだ百年展の年表を観ていたら,ヴェラ・ヒテイロヴァ監督のpsychedelicな本篇がチェコ映画のヌーベルバーグとして位置附けられて居たんだ。花飾りを纏って奔放に生きるヒロインの姉妹の姿の其の映像が甦って来て懐かしくも有った

最終更新日:2024-10-19 02:00:03

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