ダーリング 作品情報

だーりんぐ

彼女の名はダイアナ(J・クリスティ)だが、誰もが“ダーリング”とよんでいた。若気でごく平凡な男と結婚しモデルをしていたのだが、とてもそんなことで満足はできなかった。たまたまテレビのドキュメンタリー番組に出て、彼女はディレクター兼ナレーターのロバート(D・ボガード)と知り合った。ロバートには妻子があったが、ダイアナの奇妙な魅力にひきつけられ、二人は同棲した。しばらくは充実した愛の日々が続いたが、ロバートの仕事はいそがしく、一人残されるダイアナは、退屈に身をもてあますようになった。そんなある夜、彼女は手伝いに行ったパーティで、大会社の若社長マイルス(L・ハーベイ)に出会い、彼の紹介で映画のチョイ役に出た。やがて妊娠した彼女は、中絶をし、その療養に田舎に帰ったが、すぐに退屈になりロンドンに逃げかえった。だが、ロバートは仕事で忙しく、彼女は一人でイライラしていた。ある日、ダイアナは芝居のオーディションを受けに行ったが、途中で自信を失ない、マイルスを訪ね誘われるままに、一緒に寝た。そして、「パリに仕事がある」とロバートに嘘をつき、二人でパリへ遊びに出かけた。だが、その嘘はバレてしまい、怒ったロバートは荷物をまとめて出て行ってしまった。マイルスの会社のCMガールとなったダイアナは、CM映画撮影のためイタリアに行き、そこで、ある公国君主のチェザーレに求婚され結婚に踏み切った。今や公妃となり雲上人となったダイアナだが、その生活は退屈であり、苦痛でさえあった。そしてついには気も狂わんばかりとなってロバートのもとへ走った。だが彼女は、もはやそんな勝手がゆるされる立場ではないのだ。ロバートに送られ、“ダーリング”は一人飛行機のタラップをのぼっていった。

「ダーリング」の解説

フレデリック・ラファエルのオリジナル・シナリオを、「或る種の愛情」のジョン・シュレシンジャーが監督した。撮影はケネス・ヒギンズ、音楽は「唇からナイフ」のジョン・ダンクワースが担当した。出演は、「脱走計画」のローレンス・ハーヴェイ、「唇からナイフ」のダーク・ボガード、「華氏451」のジュリー・クリスティ、ローランド・カラム。製作はホセ・ジャンニ。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督ジョン・シュレシンジャー
出演ジュリー・クリスティ ローレンス・ハーヴェイ ダーク・ボガード ローランド・カラム Trevor Bowen ホセ・ルイ・ド・ビラロンガ
配給 日本ヘラルド映画
制作国 イギリス(1966)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-04-08

ジュリー・クリスティ演じるヒロインの恋愛遍歴が斬新で一際,フレッシュなmonochromeの映像で描かれ

最終更新日:2023-04-18 16:00:01

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