アフリカの女王 感想・レビュー 4件

あふりかのじょおう

総合評価5点、「アフリカの女王」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2024-06-08

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

仕方なくその地から逃れることになり、チャーリーの蒸気船に乗ることになるのです。
二人はイギリス人魂を見せてやろうと、ドイツ軍の戦艦を自作の魚雷でやっつけようと相談し、戦艦が航行している湖へと蒸気船で下って行くが、川は普通は下れないほどの急流の連続で、川下りは困難を極めることに--------。

冒頭とラストの短いシーンを除けば、あとは全部、チャーリーとローズだけがずっと一緒に画面にいるという感じです。
この濃密なシーンは凄いなと思いましたね。

ボガートとヘプバーンのなんと見事な演技!!
だんだんと惹かれ合っていく様子がはっきりと、生き生きと伝わってくるんですね。

最初はよそよそしく名字を読んでいるのに、途中からローズが「ファーストネームは何?」と尋ねて、「オールナットさん」ではなく「チャーリー」と呼んだりするあたりは微笑ましいくらいです。

ボガートは、ときおりコミカルな仕草や表情を見せるのですが、これがまたいい味なんですね。
コメディ映画ではないのですが、ボカート本人が実に楽しそうに演じているのがわかります。

ヘプバーンは、年増の独身女を演じさせたら天下一品ですね。 縁遠い女性が、だんだんと恋愛に目覚めていく表情がとても素敵ですね。 小さな蒸気船といえども船は船。 川を航行する技術や知恵がないと、どうしようもないのです。 途中で急流のために、スクリューが壊れてしまうシーンがありました。 水に潜ってスクリューとシャフトを外し、炭火で火を熾して、曲がったシャフトを真っすぐに直すのですが、こういうエピソードは、とてもリアルで実に良いですね。 二人が力を合わせて、船を動かしているという姿に感動しました。 ラストでは、いくつかの予想外の展開が待っていました。 なるほど、こういう面白い映画だったんだなと納得しましたね。 「アフリカの女王」というのは、この蒸気船の名前なのですが、本当に洒落たタイトルだと思いますね。 古い映画ですが、何度観ても楽しくて面白い、アドベンチャー川下りものの傑作だと思います。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-06-08

この映画「アフリカの女王」の原作は、セシル・スコット・フォレスターの小説で、有名なイギリスの海洋小説であるホーンブロアシリーズの作品なんですね。

私はこのホーンブロアーシリーズやアレクサンダー・ケントのボライソーシリーズが大好きで、以前はよく読んだものでした。

この映画は、「帰らざる河」によく似た展開です。
見知らぬ男と女が、一艘の船に一緒に乗るはめになり、危険な急流を何度も突破しながら、川を下っていくのです。

最初はお互いイヤな奴だなと思っていたのに、だんだんと打ち解けていき、さらに恋愛感情も芽生えていく、その過程が細やかに描かれていますね。

船と言っても小さな蒸気船で、船長はハンフリー・ボガート扮するチャーリー・オールナットで、同乗するのはキャサリン・ヘプバーン扮するローズ・セイヤー。

第一次世界大戦下のアフリカで、宣教師の兄とともに布教活動をしていたローズでしたが、ドイツ軍が村を襲撃し、兄はそのショックで病死してしまいます。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-22

絞死刑宣告の下、ハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘップバーンに唯一許されたのが結婚の誓い!ラストシーンにサプライズ含みの、其の展開に大声で歓声を挙げる映画館の観客の姿が目に写る…。痛快なジョンヒューストン監督の傑作だ。あのサイレント映画の金字塔、エイゼンシュテイン監督〈戦艦ポチョムキン〉宜しくー。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-05-12

スピルバーグ監督<インデイ-ジョーンズ>の原型の様な映画。アフリカの河を下る試練が二人を次々に襲う…。髭面のキャプテン、ハンフリー-ボガートと勝ち気なロージー、キャサリン-ヘップバーンの粋なコンビが最高!敵に砲撃されながら急流を突き進む(アフリカの女王号)のサスペンス一杯の冒険活劇。其はA.ヘミングウエイ作品も連想させる。

最終更新日:2024-06-18 16:00:01

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