P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-06
📚映画評論家・町山智浩の著書・映画と本の意外な関係!には本篇からの引用がまま在るけれども,映画鑑賞後に広がる読書への誘いとして絶品かも知れないなあ📗
かしよんひゃくごじゅういち
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📚映画評論家・町山智浩の著書・映画と本の意外な関係!には本篇からの引用がまま在るけれども,映画鑑賞後に広がる読書への誘いとして絶品かも知れないなあ📗
本篇撮影のニコラス・ローグが演出した映画〈マリリンとアインシュタイン〉もまたトニー・カーテイス,ラッセル・クロウ共演の魅力溢れる
そしてレイブラット・ベリが画く本編の様な思想統制管理の社会は,決して近未来の話では無くて、ナチスの焚書やKKK団や治安維持法制下の戦前の日本等も連想させて仕舞うんだ。「書物は危険だ!」と唱える若者集団の姿もそういう過去のユーゲントとか軍国少年とか文革当時の愛国青年とか色々オーバーラップして
本作解説にスチル写真が掲げられている2018年リメイク版をスターチャンネルのTV放映で視聴。レイ・ブラットベリの原作をパソコン通信時代の現代に近く変換していた…。ファイアーマンを焼火士と訳した字幕スーパーが一寸気に為って仕舞ったが
映画<私のように美しい女>や<トリュフォーの恋愛日記>も男が本を上梓する処で幕を引く…。本にとりつかれて本に生命を注ぐ!!
ビクトル・ユゴーの娘アデルがヒロインの<アデルの恋の物語>も、また書店通いのシーンが印象的だった。レイ・ブラットベリ原作の本編もファイアーマンから命懸けで書棚を守る老婦人や雪のラストでの本の語り部人・伝承者のシーンが大層、詩的だった♪