P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-30
この「荒野の1ドル銀貨」は、マカロニ・ウエスタンのスターであるジュリアーノ・ジェンマの代表作。
今回、改めて観直してみて、こんなに面白い西部劇だったとは。
凄い、凄すぎます。何が凄いって、冒頭の幾つかのエピソードが、しっかりとラストシーンの伏線になっていることだ。
西部劇には珍しく、夫婦愛がきっちりと描かれていて、本当に洒落た脚本になっている。
監督と脚本は、カルヴィン・ジャクソン・バジェツトというペルージャ生まれの人だ。
西部劇のツボを知り尽したカトーリーの面白さ!!
脱帽です。恐れ入りました。
南北戦争後の不安定な状況が、物語のベースになっていて、これほど面白いのに、知る人ぞ知るマカロニ・ウエスタンだというのが、とても残念な気がします。