P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-09-25
逃れることのできない柔肌の感触。
厳しくも哀しい愛の宿命を抉って、衝撃にも似た感動を貫く、鬼才・フランソワ・トリュフォー監督の野心的な秀作だ。
地位も家庭も忘れて燃えた、異郷リスボンの一夜の情事。
フランス・ヌーヴェルバーグの旗手、フランソワ・トリューフォー監督が、赤裸々に描き尽くした、告白的な愛と情事の悲劇が、戦慄を覚えるほど、素晴らしい。
やわらかいはだ
総合評価5点、「柔らかい肌(1964)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
逃れることのできない柔肌の感触。
厳しくも哀しい愛の宿命を抉って、衝撃にも似た感動を貫く、鬼才・フランソワ・トリュフォー監督の野心的な秀作だ。
地位も家庭も忘れて燃えた、異郷リスボンの一夜の情事。
フランス・ヌーヴェルバーグの旗手、フランソワ・トリューフォー監督が、赤裸々に描き尽くした、告白的な愛と情事の悲劇が、戦慄を覚えるほど、素晴らしい。
🛩ラジオ深夜便ヌーベルバーグ音楽特集で柔らかい肌からジョルジュ・ドリューの音楽。機内や衝撃的なラストシーンが蘇り
👧本篇はウイリアム・アイリッシュ原作の映画〈暗くなるまでこの恋を〉とも通じ会うmystery作品。思い詰めた恋愛感情の狂気の形とも読み取れる。モノクロームの映像の進行は日本趣味の監督トリュフォー版〈ある家族の風景〉,猫や子どものシーンの愛らしさも監督ならでは🐈
NHKBSPREMIUMcinemaでジャン=ポール・ベルモンド追悼特集〈勝手にしゃがれ〉を視聴。原案がフランソワ・トリュフォーなので本篇同様のミステリアスなヒッチコックtouchなシチュエーションが画面に感じられる。ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙の売り子ジーン・セバーグの巻末の表情が素敵だ
アルフレッド・ヒッチコック監督の伝記風なドキュメント作品〈Iarmヒッチコック〉を観て居ると本篇監督のヒッチコック監督への敬愛振りが強く感じられる…。フランスのヌーベルバーグの映画人にとってヒッチは神様だった,そしてまた,そんなサスペンスtouchはトリュフォーの本作でも実に興味深く発揮される