山猫 感想・レビュー 11件

やまねこ

総合評価5点、「山猫」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-07-11

今朝のNHKラジオ深夜便1960年代映画音楽特集で和がされた本篇の曲は舞踏曲,バート・ランカスターとクラウデア・カルデイナーレの華麗なるシーンが甦えって来る

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-06-24

NHKBSPREMIUMcinemaの放映にて再び視聴…。ジュリアーノ・ジェンマも出ているんだね。この完全修復版と嘗てイタリア文化会館で長蛇の列に並んで名篇の〈夏の嵐〉等と観た短縮版の印象とは随分と違った。ラストシーンもそこでは銃声の音のみ,去り行く者の悲哀感の度合いが

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-11-05

また,ニーノ・ロータの音楽,舞踏会シーンで使用されたヴェルデイの曲等オペラ的な魅力も本篇の特色哉

P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-20

日本初公開の時は数十分もカットされ正当に評価されなかったヴィスコンティの名作。原作者でシチリア出身の貴族ランペドゥーサに共鳴するヴィスコンティが、1860年のイタリア統一の時代にタイムスリップしたかの歴史絵巻の映画美術。戦いに向かう甥タンクレーディを見送るサリーナ公爵のシークエンスの悲愴美。新時代を象徴する美貌の娘アンジェリカの晩餐会での高笑い。最後の貴族の宴である大舞踏会シーンのカタルシス。生きて終焉を受け入れるサリーナ公爵の達観の悟り。ヴィスコンティでしか描けない重厚にして、滅びゆくものへのレクイエム。バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルデナーレが”絵画”の中で絢爛に気高く美しく踊る如きかな。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-08-07

そして意外な事にマイケル・チミノ監督のロバート・デニーロ,メリル・ストリープ,クリストファー・ウオーケン等の出演していたベトナム戦争映画〈デイア・ハンター〉も,本篇にインスパイアされた作品見たい。本篇でラストワルツを延々と踊るシーンは,不安を紛らわす為ベトナム出陣前に結婚式場で恋人たちと踊り明かす喧噪場面へと変容🦌

P.N.「ヴィスコンティのテイスト」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-06-19

なんとなく、ビスコッティとエスプレッソを傍らに楽しみたくなる映画。『郵便配達は二度ベルを鳴らす』から、続く、壊れ行く美、廃れ行く美、死に行く美しさ。様々なしがらみの中でも美しく生きる人間、落ちぶれ行く人間の中にも美しく生きる人間。ビスコンティは正に美を求めて、映画に美をそうでないモノがあれど美しい生き方を選択する。その死姿さえもさらさない山猫のように、美しく生きる。美しい若者に希望を託し。世俗的で誰よりも無神論者でありながら、一番神に近いサリーナ伯爵。彼にヴィスコンティ自身の精神を込めて。その煌めきは星に祈るように、輝いて。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-06-18

完全復元版は三時間以上もの長篇なのだが何と言ってもアメリカ・フランス・イタリアの三大スターの夢の共演だからゴージャスで揺ったりと観賞して過ごす時間が贅沢で残り惜しくて、アッと云う間何だー。翳りの射した老侯爵役のバート・ランカスターも血気盛んなタンクレデイ役の嫉妬深い二枚目アラン・ドロンも絶世の美女のクラウデア・カルデイナーレも一寸野性的なセクシーさが堪らない…。対話劇からワルツを踊るミュージカルへと移る手際も素晴らしい。貴族社会の或る侯爵のデカダンスな滅びの美学大全!

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-20

本編のクラウデア・カルデイナーレの踊りのシーンは最高だったけれど世界公演をするサーカス一座の異色の映画作品〈サーカスの世界〉の彼女とジョン・ウエインとの父娘風なドラマも素敵だったね。此処では曲芸にチャレンジするお転婆娘だったが笑い顔がとてもチャーミングでカムバックするリリー役のリタ・ヘイワースとの母娘の再会シーンが感動を呼ぶ❤️映画とサーカスのスペクタクルは相性がとっても佳いんだよ🎪🎠\(^o^)/🐯🤸🐎

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-09

本編はお城での猛暑の中の撮影。絶えず扇子を仰ぐ貴族や汗する額も本物…。圧巻のワルツシーン!ルキノ・ヴィスコンテイ監督がオーギュスト・ルノワール画伯の息子ジャン・ルノワール監督の助監督であった事も絵の様に美しい画面構成に活かされている。踊りのルノワールの絵画のタッチは、ジャン・ルノワール監督のフレンチ・カンカンでも炸裂していたのだが♪

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-01-16

家族の肖像のバート・ランカスターも佳かったが本編のクラウデア・カルデイナーレとの踊りのシーンは圧巻♪タンクレデイのアラン・ドロンも嫉妬する程。親類結婚が貴族の子孫にもたらした光景は猿のカリカチュアの絵画見たいで貴族の出身のルキノ・ヴィスコンテイ自身の自戒と批判の眼差しが伺える!!歴史劇の夏の嵐やルードヴィッヒ、ベニスに死す、地獄に堕ちた勇者ども、イノセント等にも共通なデカダンスな美学もー。

P.N.「ポン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2016-10-17

映画は本当に素晴らしかった! 素晴らしかっただけに、アート系映画館(ミニシアター)の小さなスクリーンでしか観賞出来なかったことが何とも残念! 70ミリ大画面で見ても不思議でないくらいの大作絵巻物。アラン・ドロンが本当に美しい! もうこんな美男子俳優は出てこないよな。

最終更新日:2024-11-06 17:05:40

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