ミス・アメリカ パリを駆ける 作品情報
みすあめりかぱりをかける
パリのしがない工員マルセル(ロベール・デリー)は、アメリカ製のオープン・カーをゆずるという新聞広告を見て、早速、リュカンザス夫人から買い取った。そして車の名前を「ミス・アメリカ」と決めた。リュカンザス夫人が、こんなバカバカしい値段で車を売ったのには理由があった。亡夫の秘書であり愛人だったシモーヌへの復讐のためだった。遺言によれば、この車か、または車を売った金がシモーヌに与えられることになっていた。一方、マルセルが「ミス・アメリカ」で工場へ乗りつけると、彼の車が一番立派。やいた工場主は、たちまちマルセルをクビにした。困ったマルセルは「女性と犬と高級車」というコンテストに妻のポーレット(コレット・ブロッセ)と出場したが、犬が暴れたため失敗。翌朝、マルセルがガソリン・スタンドでガソリンを買おうとしたところ、洗車機に巻きこまれ頭から水びたし、スタンド支配人は平身低頭、洋服を貸してくれた。車はそのまま政府レセプションに向う列に入り、あれよあれよという間に宴席に入れられてしまった。席上、「ミス・アメリカ」が気に入った大臣は、これに乗ってマルセルと共に工場視察へ--。が、なんとその工場はマルセルがクビになった会社であった。そのため会社の幹部達は目を白黒。ある時、反米主義者の口マネをしたマルセルが警察にあげられるが、大臣を知っていたため、危ないところを釈放された。マルセルの釈放を祝って近所の連中が集って来た。その時、ポーレットが運転を誤まり車をアイスクリーム屋台にぶつけてしまった。その瞬間、マルセルの頭に「ミス・アメリカ」の平和的利用法がひらめいた。それから間もなく郊外の競馬場に「ミス・アメリカ」のアイスクリームを売る姿が見られるようになった。マルセルはやっと職と車の両方を得たのであった。
「ミス・アメリカ パリを駆ける」の解説
ロベール・デリー、ピエール・チェルニア、アルフレ・アダンの三人が脚本を書き、デリーが監督したドタバタ・コメディ。撮影は「穴」のギスラン・クロケ、音楽はジェラール・カルヴィ。出演者は演出をしたロベール・デリー、「若奥様は仮免中」のミシェル・セロー、コレット・ブロッセ、アルフレ・アダン、ルイ・ド・フュネスなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:ロベール・デリー
出演:ロベール・デリー コレット・ブロッセ アルフレ・アダン ルイ・ド・フュネス ルイ・ド・フュネス Bernard Lavalette アニー・デュコオ Eliane d'Almeida ミシェル・セロー |
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配給 | 東和 |
制作国 | フランス(1961) |
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