ダイナマイト・ジャック 作品情報
だいなまいとじゃっく
フランスの色事師アントワーヌ(フェルナンデル)は西部のアリゾナへやって来たが、たよりの友達はダイナマイト・ジャック(フェルナンデル)という悪人に殺されて、十二人の未亡人(彼はモルモン教徒だった!)が悲しんでるだけだった。翌日、ひげを剃り西部劇スタイルで颯爽と現われたアントワーヌは、村人達にジャックと見まちがわれ仰天して逃げ回った。と、酒場の女ドロレス(エレオノラ・バルガス)が村から逃がしてくれた。彼女はジャックの情婦だがアントワーヌをジャックと間違えたのだ。馬で逃げたアントトーヌは無人小屋を見つけ一夜を過すことにした。ジャックの家とは知らずに……。一方、その晩村で強盗を働いたジャックは家へ帰って来たが、アントワーヌが寝台の下でふるえているうちにジャックは眠ってしまった。朝になった。昨夜の強盗事件で怒った村人蓮は大挙してジャック討伐にやって来た。そしてアントワーヌを見つけジャックだと思って捕え、リンチにかけることになった。まさに吊るされようとする瞬間、ドロレスの射った一弾が見事縄を切った。納屋に逃げ込んだアントワーヌはドロレスと乾草の上でねんごろになった。勿論、彼女は何の疑いもなくアントワーヌを受入れた。一方ジャックはドロレスに会いに村へ来ると、アントワーヌと間違われジャックを仕止めたという賞金を与えられたうえ保安官に任命された。ジャックは呆気にとられたが、ドロレスから彼女がアントワーヌと寝たことを知り激怒した。そこヘアントワーヌが来、顔が瓜二つ同士の珍妙な決闘が始まった。轟然たる銃声--。だが、倒れたのは何とジャックだった。蔭から保安官が射ったのだ。今やアントワーヌはドロレスと結婚すべく教会へ向った。が、彼は脇の男に聞くことを忘れなかった。「モルモン教徒になるにはどうしたらいい?」
「ダイナマイト・ジャック」の解説
フェルナンデル二役のフランス製西部コメディ。ジャック・アリーの脚本をジャン・バスティアが監督。撮影はロジェ・ユベール、音楽はパスカル・バスティア。出演者は「牝牛と兵隊」のフェルナンデル、「地獄の炎」のアドリエン・コリ、エレオノラ・バルガスなど。製作はジャック・ポール・ベルトラン。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:ジャン・バスティア
出演:フェルナンデル フェルナンデル エレオノラ・バルガス エイドリアン・コリ ジェス・ハーン |
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配給 | 大映 |
制作国 | フランス(1961) |
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