コンクリート・ジャングル 作品情報
こんくりーとじゃんぐる
ジャニー・バニヨン(スタンリー・ベイカー)は三年の刑を終えて出所した。仲間は四万ポンドの掠奪計画を練って待っていた。前から借りてあったジャニーの部屋で出所祝いのパーティーが開かれた。そこへ仲間のマイク(サム・ワナメーカー)から、面白くないことがあるから付き合うなと言われていた情婦のマギーが現われ、怒ったジャニーはパーティーを散々にしてしまった。彼は新しい女、スーザン(マルギット・サード)を手に入れた。計画の日がきた。競馬場の馬券売場に現われたジャニーと配下二人は四万ポンドの札束を奪うことに成功、ジャニーは荒涼とした畑に金を埋めた。平然と部屋に戻ったジャニーを警部が待ちかまえていた。スーザンに嫉妬したマギーが裏切ったのだ。ジャニーは十五年の刑を言渡され再び刑務所へ。弁護士は警察に金の隠し場所を教えれば減刑されるというが、ジャニーは聞き入れない。ところがそのうち、彼の心中には穏やかならざるものが起ってきた。刑務所の外にいる仲間が一様に金を狙っていることに対する不安、それにマイクがジャニーの勢力を押えにかかっているということも耳に入ってきたのだ。スーザンがマイクと行動を共にしているともいう。マイクが金と交換に脱獄をすすめてきた。スーザンへの怒りに燃えたジャニーは承知した。ところが、そこへ囚人が暴動を起こし、その最中ジャニーは看守に味方する形になり、事件後、他の囚人から激しい恨みを買った。生命の危険もあるのでジャニーは他の刑務所へ移されることになった。装甲自動車で護送されるジャニーをギャングたちは巧みに拉致してマイクの船へ導いた。マイクは金のありかを知らせればパスポートと飛行券を渡そうと言った。が、ジャニーは腕力で闘いスーザンを連れ自動車で金を埋めた畑へ走った。追ってくるギャングの射った弾丸でジャニーは死んでいった。金のありかを言わずに……。薄雪の広い畑のあちこちをマイクは掘り返す……。
「コンクリート・ジャングル」の解説
演劇出身でBBCテレビで活躍中のアラン・オウェンの処女脚本を「狙われた男(1960)」のジョゼフ・ロージーが監督したギャング映画。撮影は「びっくり大将」のロバート・クラスカー、音楽はジョン・ダンクワース。出演は「ナバロンの要塞」のスタンリー・ベイカー、アメリカの舞台出身のサム・ワナメーカー、ドイツの新進女優マルギット・サード、「宿命」のグレゴワール・アスランなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:ジョセフ・ロージー
出演:スタンリー・ベイカー サム・ワナメーカー マルギット・サード ジル・ベネット グレゴワール・アスラン パトリック・マギー |
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配給 | 日本ヘラルド映画 |
制作国 | イギリス(1960) |
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