P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-06-16
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
ルネ・クレマン監督の作品としては、「太陽がいっぱい」に続いてのアラン・ドロン主演であり、ヒロインのバルバラ・ラスは、ポーランド生まれの当時はまだ新人だった。
彼女はこの映画の後、オムニバス作品「二十歳の恋」で、名匠アンジェイ・ワイダが監督したワルシャワ篇に出演していましたね。
アラン・ドロンがなんともおかしみのある味わいを見せ、「太陽がいっぱい」とはがらりと変わった役柄を演じていて、嬉しくなりましたね。
ユリスは、何も知らずにファシスト党に入ってしまい、手配中のアナーキストと間違われたことから、次第に正義感に目覚めていくんですね。
ユリスが高い建物の鐘楼の尖塔によじ登り、持っていたアナーキストの旗を縛り付けるのですが、その時のパノラマ状に見えるローマの街が、とても印象的でしたね。