狂った年輪 作品情報
くるったねんりん
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
「狂った年輪」の解説
第一次大戦の終りから第二次大戦のきざしがみえはじめる頃までのヨーロッパ・アメリカの社会風俗を、スクリーンに再現した記録映画。監督に当ったのは二人のアマチュア映画作家でミレア・アレクサンドレスコは法律顧問が本職であり、アンリ・トランは歯科医である。世界各国のフィルム・ライブラリーや個人の珍しいコレクションから集められたフィルムは全部で三〇〇キロメートルにおよんだ。マルセル・カルネやルネ・クレールなども資料を提供している。描かれる主な内容は、ベルサイユ会議、ロシア革命、女性の社会進出、チャールストン・ダンスの流行、インドの独立運動、アメリカ禁酒法時代のギャングの横行、ドイツとイタリアにおけるナチの抬頭などなど。音楽をジョルジュ・ヴァン・パリスとジョルジュ・チピーヌが担当。効果を受けもったのはジャック・ブーチロンである。なお日本公開版は、日映新社によって再編集され、同じ時代の日本のフィルムをつけ加えたものになっており、関東大震災、復活第一回早慶戦の模様などいくつもの珍しい記録フィルムが画面に出てくる。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト | 監督:ミレア・アレクサンドレスコ アンリ・トラン |
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配給 | 日本ヘラルド映画 |
制作国 | フランス(1960) |
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