髑髏砦の血闘 作品情報
どくろとりでのけっとう
イタリア海賊として有名な“海賊赤衣”の子エンリコ(レックス・バーカー)は自分の指揮する船、稲妻号にのってスペイン大帆船を襲った。その船にのっている父を殺した裏切者ヴァン・ハイスを捕えるためである。彼はかつて父をパナマ総督モンテリマル侯に売った男である。めざすヴァン・ハイスはたちまち捕えられた。エンリコはその他の乗客を丁重にあつかってスペイン船を離れた。乗客の一人にカルメン(シルヴィア・ロペス)という美女がいて、彼女は紳士的なエンリコに好意を抱いた。捕えられたヴァン・ハイスは助命を願って意外な事実を告白した。海賊赤衣とインディアン王女の間に生まれたエンリコの妹が、生きているはずだというのである。妹救出を決意したエンリコはヴァン・ハイスを道案内にマラカイボに行き、そこで妹がカルタヘナでパナマ総督につかえているのを知った。カルタヘナについたエンリコはミランダ伯爵と名のって妹ネアラ(ヴィラ・シレンティ)がいるという提督の妻モンテリマル侯爵夫人の宮殿での、舞踏会にでかけた。意外や侯爵夫人の義理の妹はスペイン船で知りあった美女カルメンであった。ネアラがダリエン王朝の財宝継承者であるのを知った総督は、彼女を誘拐して強引にわがものにし、宝を横どりしようとした。ネアラの恋人であるカルメンの弟ミゲルは殺されかけた。エンリコと忠実な部下メンドーサ、そしてバレーホの三人は総督の本拠髑髏砦にのりこみ、数々の危険を冒してネアラとカルメンを救出した。やがてエンリコとカルメン、ネアラとミゲルはそれぞれ結ばれることであろう。
「髑髏砦の血闘」の解説
「カルタゴ」の原作者エミリオ・サルガリの小説を映画化した海洋冒険活劇。アルベルト・リベラーティ、フェード・アルノー、プリモ・ツェリオの三人が共同で脚色し、監督に当ったのはプリモ・ツェリオ。撮影に当ったのは「ローマで夜だった」のカルロ・カルリーニ。音楽担当はロマン・ヴラド。出演するのは「百の顔を持つ騎士」のレックス・バーカー、「エロデ大王」のシルヴィア・ロペス、「青春群像」のヴィラ・シレンティ、「蛮族の恐怖」のルチアーノ・マリン、「刑事」のサーロ・ウルツィなど。製作はエルマンノ・ドナーティとルイジ・カルペンティエリ。イーストマンカラー・トータルスコープ。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:プリモ・ツェリオ
原作:エミリオ・サルガリ 出演:レックス・バーカー シルヴィア・ロペス ヴィラ・シレンティ ルチアーノ・マリン Luigi Visconti サーロ・ウルツィ |
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配給 | イタリフィルム |
制作国 | イタリア(1960) |
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