甘い生活 感想・レビュー 5件

あまいせいかつ

総合評価5点、「甘い生活」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-30

この映画「甘い生活」は、高度経済成長期のローマの上流社会のデカダンスを、オムニバス形式で壮大に描いたフェデリコ・フェリーニ監督の代表作で、以後の自伝的傾向と、フェリーニ流のエンターテインメント世界の原型とも言えると思う。

次から次へ、色々なシーンが出てきて、フエリーニ監督の面目躍如といったところだ。

特に主演のマルチェロ・マストロヤンニ演じるジャーナリストの個性が光っている。

さらにアニタ・エクバーグの女優が、トレビの泉へ踊りながら入って行くシーンは、素晴らしかった。

キリストの像をヘリコプターで運んでいるシーンが出てきたり、奇妙な顔をした怪魚が打ち上げられたり。

まさに、フェリーニ監督が現代の人間に警告を発している作品だと思う。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-04-28

NHKラジオ深夜便の映画音楽特集の今回はニーノ・ロータ,フェデリコ・フェリーニ監督の〈道〉のジェルソミーナに続き一寸,POPな本篇のサウンド。そしてカラフルな〈魂のジュリエッタ〉も。クラシカルな舞曲のルキノ・ヴィスコンテイ監督〈山猫〉や〈若者のすべて〉等も!

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-12-04

🎠解説に在る如くローマの喧騒とデカダンスな本篇はF・フェリーニ監督の〈サテリコン〉〈カサノバ〉或いは〈フェリーニのローマ〉〈女のだけの都〉等の系譜に連なって行く

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-11-14

本編を劇場以外でも、改めてテレビ視聴すると、冒頭のヘリコブターで降臨する基督像やアニタ・エクバーグとマルチェロ・マストロヤンニの有名なトレビの泉での一夜シーン、ラストの巨大エイの黒い目玉、少女の笑顔等幾つもの映像の断片がメビウスの輪の様に連なった…。憐れっぽい道化師の芸人の持ち芸に泪する女性の姿も印象的だ。名作はどのワン・カットも素晴らしいに違い無い!

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-05

ナオミ・ワッツがダイアナ妃役の映画〈ダイアナ〉を観ていたら本編に登場するパパラッチの事を想い出した。ゴシップ記者のマルチェロ・マストロヤンニとフェデリコ・フェリーニ監督が組んだ自由奔放でデカダンな甘い生活、其れは又フェリーニの自伝的作風の〈8 1/2〉へと連なって行く…。

最終更新日:2024-11-06 17:05:40

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