P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-10
ながい髪のキャサリン・ロスの魅力の在るミステリアスば作品,イヴ・モンタン共演
しおさい
総合評価4点、「潮騒(1974)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
ながい髪のキャサリン・ロスの魅力の在るミステリアスば作品,イヴ・モンタン共演
「潮騒」は、まか不思議なムードと魅力を持った映画だ。
主人公は「暴力と偶然」という著作で名をなした、中年の犯罪心理学者だが、その著書名が実はこの映画の原題を逆にしたもので、ストーリーは、突然の暴力によって始まる。
主人公は、狂気の目をした青年に襲われ、負傷して、医師の手当を受けるが、翌日、往診に来たのは、美しい女医で、二人は恋に落ちる。
ここから映画は、ロマンティックな恋物語となるが、一方では狂気の青年が、暴力事件を起こし、猟銃で射殺されるという血生臭い事件が語られる。
暴力の恐怖と、恋の甘いムードが、あざなえる縄のごとくに絡まりあって、奇妙で、危うい、それゆえに魅力あふれる映像空間を作りあげていると思う。