スピードは俺の嫁業 作品情報
すぴーどはおれのかぎょう
レーサーのディック(K・クラーク)は、ある晩、ひとりの女と出会ったことから“フラー報告”をめぐる、国際的陰謀の渦中に立たされてしまった。スウェーデンのCICの隊長であるピアソンから協力を依頼された彼は、ソ連からストックホルムへ逃れて来、アメリカへ亡命しようとしているバレリーナのスベトラナ(B・ロンカー)に会い、フラー報告のことを尋ねた。その時、二人は暴漢に襲われたが、以前関りのあったクヌートの助勢をうけた。彼は銃撃に倒されたが、死ぬ直前に、フラー報告を撮影したマイクロ・フィルムの半分を、ディックに手渡した。その内容はスベトラナの誘拐と、某重要人物の殺害に関することだった。ディックはその後、ロシアの諜報部員ボルジャンスキ一派に捕まったが、口をわらないので、すぐに釈放された。ディックはピアソンたちとともに、スベトラナを追い、チューリッヒへ向った。そこで、彼女をつけ狙う第三の組織があることを知り、ピアソンたちはボルジャンスキ一派と協力することにした。そうしたある日、ディックのスポンサーで、自動車会社社長ベネットたちに、スベトラナは誘拐されてしまった。さっそく、ベナットの工場に向ったディックは、そこでマイクロ・フィルムの半分の隠し場所を探し出した。それには、スベトラナを使っての、米大統領暗殺計画が記されてあった。その頃、ロンドンのある邸では、英国首相と米大統領の会談が行なわれていた。そして、その近くでは、ベネットを首領とする、米ソ戦争を企む悪人たちが、密談をしていた。ディックが駆けつけた時、スベトラナは大統領を狙撃しようとしていた。ピアソンは即座に、彼女の拳銃を撃ちおとし、警官隊はベネット一味をとらえた。逃亡しようとしたベネットも、ディックにたおされた。そしてベネットの口から、最前のスベトラナは偽物で、本物は無事でいることを知った。いまや愛し合うディックとスベトラナは二人だけで、彼女の父の残した遺産をうけとるため、チューリッヒへ出発した。
「スピードは俺の嫁業」の解説
国際的陰謀にからむ米ソ諜報員の暗躍と、それに巻き込まれたレーサーの活躍を描くアクション。製作はエドモンド・アマティ、監督は「077連続危機」のテレンス・ハサウェイ。アレッサンドロ・コンティネンツァとロベルト・ジァンビティのストーリーを、作者二人と「夜の刑事」のアルベルト・シルヴェストリ及びフランコ・ヴェルッチが脚色。撮影はステルヴィオ・マッシ、音楽は「星空の用心棒」のアルマンド・トロバヨーリがそれぞれ担当。出演は「077連続危機」のケン・クラーク、ほかにベバ・ロンカー、ジェス・ハーン、リンカーン・テイト、パオロ・ゴツリーノなど。テクニカラー、テクニスコープ
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1970年9月12日 |
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キャスト |
監督:テレンス・ハサウェイ
出演:ケン・クラーク ベバ・ロンカー ジェス・ハーン リンカーン・テイト パオロ・ゴツリーノ |
配給 | NCC |
制作国 | イタリア(1969) |
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