愛の逃避行 作品情報
あいのとうひこう
一九三三年夏、反ファシズムのレジスタンス闘士ヨハンナ(カタリーナ・タールバッハ)は、ドイツを逃れ大学時代の友人カリン(レナ・オリン)の待つフィンランドへ向かった。彼女はそこで大地主の貴族ラグナー(ユッカ・ペッカ・パロ)と出会い、たちまち情熱的な恋に落ちる。だがヨハンナは、この恋が同志への裏切りではないかという思いに悩まされるのであった。そんな思いから逃れるため、彼女はラグナーと二人で北の旅に出る。フィヨルドの美しい風景の中、ヨハンナの中で政治への思いや祖国への愛が希薄になっていく。そんな時、ヨハンナのかつての恋人ブルーノがゲシュタポによって投獄されたという電報を受け取り、彼女は愕然とする。愛情と思想の葛藤に疲れ果てたヨハンナは、次第に死を熱望するようになる。
「愛の逃避行」の解説
第二次世界大戦前夜の北欧を舞台に、レジスタンスの闘士と貴族との禁じられた愛を描く。クラウス・マンの原作をもとに、インゲモ・エングストロームが監督・脚本。製作はチューリン・エングストローム、撮影はアクゼル・ブロックが担当。出演はカタリーナ・タールバッハ、ユッカ・ベッカ・パロほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1988年1月23日 |
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キャスト |
監督:インゲモ・エングストローム
原作:クラウス・マン 出演:カタリーナ・タールバッハ ユッカ・ペッカ・パロ レナ・オリン チェービー・ラレテイ トム・ポユスティ ブリタ・ポーランド |
配給 | 松竹富士 |
制作国 | 西ドイツ フィンランド(1985) |
上映時間 | 117分 |
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