ハーダー・ゼイ・カム 作品情報
はーだーぜいかむ
ジャマイカの貧しい農村から大都市キングストンに歌手のスターの座を夢みて出てきた青年アイバン(J・クリフ)は、都市の冷酷な現実に直面する。職は見つからず、レコード会社のオーナー・プロデューサーのヒルトン(B・チャールトン)のオーデションさえ受けられない。やっとのことで母の知人である牧師(B・キーン)のもとで仕事をえる。しかし牧師の養女エルザと恋に落ちたことから牧師の嫉妬をまねき、教会から追い出されてしまう。追いだされたアイバンは、ある男にナイフで傷を負わせ、逮捕されたりするが、偶然のきっかけで、ヒルトンのためにレコードを吹き込むチャンスに恵まれる。その曲が自作自演の“ハーダー・ゼイ・カム”である。ヒルトンはそのレコードを気に入り、アイバンは契約書にサインする。彼のレコードは出るには出たがヒルトンににらまれたために、ラジオにもかからず、ヒットのきざしも見えない。そのうちアイバンはマリファナの密売組織に加わる。しかし顔見知りのホセが警察に通じている男だったため密告され、そのあげくに警察官を射殺してしまいジャマイカ一のおたずね者となる。ヒルトンはこの事件を材料にレコードを大ヒットさせ、一方アイバンは、一般の人々の同情と想像力をかき立て人々の英雄となる。しかし必死になった警察によって、キューバに脱出しようとしたアイバンは包囲されてしまう。その包囲している警察官の真只中に、アイバンは飛びだしていくのだった。
「ハーダー・ゼイ・カム」の解説
ジャマイカの貧しい農村からスターの座を夢みて大都市に出てきた青年を描く。製作・監督はペリー・ヘンゼル、脚本はペリー・ヘンゼルとトレバー・ローヌ、撮影はピーター・ジェソップとデイヴィッド・マクドナルドとサン・ジュスト、編集はジョン・ヴィクター・スミス、音楽はジミー・クリフ他が各々担当。出演はジミー・クリフ、ジャネット・バートレー、カール・ブラッドショー、ダニエル・ハートマン、ボビー・チャールストン、ウィンストン・ストナ、ベイジル・キーンなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1978年4月3日 |
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キャスト |
監督:ペリー・ヘンゼル
出演:ジミー・クリフ ジャネット・バートレー カール・ブラッドショー ダニエル・ハートマン ボビー・チャールストン ウィンストン・ストナ ベイジル・キーン |
配給 | キティ・エンタープライズ |
制作国 | ジャマイカ(1972) |
上映時間 | 104分 |
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