恋のロックバルーン 作品情報
こいのろっくばるーん
赤信号を待ち切れないベスパのスクーターに乗った男の子が、近道の階段を猛スピードで駆け抜けた。彼の名はロビー(マルクス)、今日が初日の転校生だ。あわてて教室にかけこんだ彼の目に最初に入ってきたのは、クラスの人気者ティナ(ネーナ)。同級生に仲介を頼んで、ティナに近づこうとするロビーだったが、帰り道、スポーツカーでやって来た別の男の子にじゃまされてしまった。その男の子、ティーノ(モルゲンロット)は、定期市のクジ売りのバイトでティナが知り合ったバンパーカー係の青年。車の中で、彼はティナに転職を考えていると告げる。その夜、ティナはティーノの部屋に誘われた。翌日、寝ぼけまなこで授業を受けていたティナは、ロビーに助け舟を出されて、先生の質問に何とか応答、ロビーの存在を意識しだす。その日、ティーノがティナに定期市をやめて旅に出るから一緒に行こうともちかけ、ティナもOKする。しかし、家出する際にゴタゴタを起こし、ティーノとの約束の時間に遅れてしまった。ちょうどその時に通りかかったロビーに、ティナは、スクーターでかけおちしよう、とそそのかす。意を決したロビーは、田舎道をティナと共に進んだ。町でティーノの車を見つけたティナは、そこで暴走族にレイプされそうになるが、ヘリコプターで飛来した5人組に救われる。ホテルを転々としているうちにスクーターを暴走族にこわされてしまい、バスに乗って旅を続ける二人。途中でスズキジムニーを盗み空港へ向かった2人はヴェニスへと飛行する気でいた。空港の官制塔からティーノのセスナ機と交信したティナは、明日ヴェニスで会う約束を交わしたのだ。しかし、それに失敗し、汽車で向かうティナ。ロビーは、ティナがティーノに会うための旅だと知って怒り、彼女とは別行動をとることにしていた。列車の中で、しかし2人はバッタリ会った。怒るロビーに、ティナは告げた。「ティーノは過去の男よ」そんなころティーノが彼女を追ってやってきたが、彼女は見向きもせず、ロビーに愛をうちあけるのだった。
「恋のロックバルーン」の解説
キュートな女子高生が2人の男の子をめぐってヴェニスまでかけ落ちの旅をするという青春映画。製作はぺーター・ゼンク。監督はヴォルフガング・ビュルト。脚本はビュルトとゲオルク・ザイツ、撮影はハインツ・ヘルシャーが担当。出演はネーナ、マルクス、モルゲンロット、カール・ダール、エクストラブレイトなど。英語サウンドトラック。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1984年10月20日 |
---|---|
キャスト |
監督:ヴォルフガング・ビュルト
出演:ネーナ マルクス モロゲンロット カール・ダール Enny Gerber |
配給 | 松竹富士 |
制作国 | 西ドイツ(1982) |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「恋のロックバルーン」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。