バトルトラック 作品情報

ばとるとらっく

石油戦争が終わり、アラビアの石油資源は底をつく。世界の国々が相次いで滅亡したため各地で暴動が続き、弱肉強食の無法時代となった。世界戦争の生き残りであるストレーカー大佐(ジェームズ・ウェインライト)の率いる軍団は、全長20メートル、総重量16トンという恐るべき戦闘用の装甲車“バトルトラック”で各地を荒しまわっていた。ある日、ストレーカーは馬車で重油を運ぶ男を襲撃した際、5万リットルの石油を秘蔵する場所があることを聞き出し、そこを永久基地にする。石油獲得に酔う一味の酒宴のスキをついて、コーリー(アニー・マッケンロー)という若い女が基地を脱出した。翌朝、ストレーカーの部下が、荒野を逃走する彼女を発見し、追いまわす。その時、どこからともなく一人の武装ライダーが現れ、コーリーを救った。ハンター(マイケル・ベック)と名乗る若きライダーは、コーリーの傷を治療すると、親友のラスティ(ジョン・ラッツェンバーガー)らがいるコミューン、クリアウォーターを訪れ、彼女を保護してもらう。数日後、クリアウォーターはストレーカー一味の襲撃をうける。コーリーは襲撃される間に脱出し、ハンターの家に向かった。その夜、ハンターとコーリーは結ばれた。翌朝、ハンターの家もバトルトラックに襲われる。壮絶な銃撃戦の末、ハンターとコーリーはオートバイで脱出、追いすがるバトルジープを手榴弾で撃破する。クリアウォーターに着いたハンターは、ストレーカー大佐と戦うべく装甲車の制作にとりかかる。が、コミューンの一員であるジャド(ランドルフ・パウエル)はコーリーを縛りあげ、ストレーカーの基地に向かう。外から帰ったハンターは、その事実を知りオートバイで追跡するが、途中、ジャドが射ったボウ・ガンの矢を左胸に受け、頻死の重傷を負い、やっとの思いでクリアウォーターに辿り着く。ストレーカーのもとに連れ戻されたコーリーは、ひたすら愛するハンターの救出を待つとともに、実は父であるストレーカーの暴挙を批難するのだった。一方、ハンターは、完成した装甲車でストレーカーの基地を襲撃、基地を粉砕する。追撃するバトルトラックはオーバーヒートし、しかもハンターの放ったバズーカを被弾、後部を破壊される。オートバイに乗り移ったハンターは崖からジャンプし、車ごとバトルトラックに飛び移った。暴走する車の中では激しい戦いが展開される。ハンターとコーリーは脱出、ストレーカー大佐を乗せたバトルトラックは谷底に落ち、爆発して木っ端微塵になるのだった。

「バトルトラック」の解説

激烈な石油戦争を経た無法時代に、全長20メートルの戦闘用装甲車を駆って各地で略奪と殺戮を繰り返す“バトルトラック軍団”。そんな彼らに単身戦いを挑んだ武装ライダーの姿を描くアクション映画。製作はロイド・フィリップス、ロブ・ホワイトハウス、監督は「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」の第2班監督を勤めたハーレー・コックリスで、これが第一回作品となる。脚本はアーヴィング・オースチン、ジョン・ビーチ、ハーレー・コックリス、撮影はクリス・メンジス、音楽はケヴィン・ピークが各々担当。出演はマイケル・ベック、アニー・マッケンロー、ジェームズ・ウェインライト、ジョン・ラッツェンバーガー、ランドルフ・パウエルなど。ニュー・ワールド・ピクチャーが製作協力。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1983年2月19日
キャスト 監督ハーレー・コックリス
出演マイケル・ベック アニー・マッケンロー ジェームズ・ウェインライト ジョン・ラッツェンバーガー ランドルフ・パウエル ブルーノ・ローレンス ダイアナ・ローワン ジョン・バッチ
配給 東宝東和
制作国 ニュージーランド アメリカ(1982)
上映時間 133分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:59

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