ザ・ブルード 怒りのメタファー 作品情報
ざぶるーどいかりのめたふぁー
フランク・カーヴィス(アート・ヒンデル)は、妻ノラ(サマンサ・エッガー)が入院しているソマラリー医療センターに疑問を持った。ひょっとしたら、妻が精神的疾患の治療のモルモットにされているのではとにらんだのだ。医療センターのラグラン博士(オリヴァー・リード)は、フランクとノラを会わせようとしない。そのころフランクの娘キャンディ(シンディ・ハインズ)の様子が時々おかしくなっていた。背中に赤いただれを発見するフランク。週一回の面会で、ノラがキャンディを折かんしたのではないかと、フランクは思った。彼女は幼い頃、両親に折かんされた悪い記憶をもっていたのだ。ある夜、キャンディの世話をしていたノラの母親ジュリアナ(ヌアラ・フィッツジェラルド)が、小人のような生き物に襲われ殺された。ラグラン博士の治療に秘密があるとにらんだフランクは調べ始めた。ジュリアナの葬式にやってきたかつての夫バートン(ヘンリー・ベックマン)も例の生き物に殺された。物陰に潜んでいたその生き物を見つけたフランクは、その攻撃を受けるが、逆に追いつめ、それは死んだ。幼稚園の保母メイヤー(スーザン・ホーガン)にキャンディの世話を頼むフランクだったが、バートンが殺された夜、フランクとメイヤーをネタにした不審な電話がかかり、彼女は怯えた。翌朝、幼稚園では、例の生き物がメイヤーを襲い殺した。さらに、その場に急行したフランクは、キャンディがいないことに気がついた。その夜、フランクは、ノラが博士の山小屋にいることを知りその場に急いだ。山小屋では、博士が、幼少の記憶から神経過敏になっているノラを使って、超能力の研究をしていた。その研究は、憎悪をつのらせ、患者にその憎悪を形にすることを強いるものだった。今や、自分のコントロールでは抑えることができなくなっていた博士はフランクにノラを会わせ、自分は生き物たちに殺されてしまった。その生き物たちがキャンディを殺そうとしていた。ノラは自分に宿った胎児を殺し、自分も殺すように夫に願う。やむなく実行するフランク。その途たんに、騒ぎはおさまった。しかし、娘の腕には不審な斑点があった……。
「ザ・ブルード 怒りのメタファー」の解説
妻が入院した医療センターの秘書に挑む男を描くサイコ・ホラー。製作はクロード・ヘロー、エグゼキュティヴ・プロデューサーはピエール・デイヴィッドとヴィクター・ソルニッキー、監督・脚本は「ザ・フライ」のデイヴィッド・クロネンバーグ、音楽はブライアン・デイ、編集はアラン・コリンズが担当。出演はオリヴァー・リード、サマンサ・エッガーほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1987年6月6日 |
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キャスト |
監督:デイヴィッド・クローネンバーグ
出演:オリヴァー・リード サマンサ・エッガー アート・ヒンデル シンディ・ハインズ ヌアラ・フィッツジェラルド ヘンリー・ベックマン スーザン・ホーガン Michael McGhee Gary McKeeehan Bob Silverman |
配給 | ケイブルホーグ |
制作国 | カナダ(1981) |
上映時間 | 92分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-10-12
バイオレンスなモダンアート見たいな本篇,矢張りデビット・クローネンバーグ監督作品〈ザ・フライ〉を観ていて引き込まれるのは手作り感とpassionと本篇に共通する戦慄🤸