ローカル・ヒーロー 夢に生きた男 作品情報
ろーかるひーろーゆめにいきたおとこ
アメリカ最大の石油コンツェルン、オックス・オイル・アンド・ガス会社の会長フィーリックス・ハッパー(バート・ランカスター)は、大プロジェクトを計画していた。それは強大な石油精製向上をスコットランドの片田舎の漁村ファーネスに建設しようというものだ。その交渉の重大任務を担当することになったのが若手エリート社員のマッキンタイヤ(ピーター・リガート)。名前がスコットランド系であるという理由だけでだ。ハッパーは天体観測の趣味をもっており、マッキンタイヤに、土地買収交渉と同時に、スコットランドの星空の模様を電話で知らせることも命じた。スコットランドのアバディーンでは、駐在員のダニー・オールドセン(ピーター・キャパルディ)がマッキンタイヤを迎えた。二人は石油化学研究所を見学。そこでマリーナ(ジェニー・シーグローヴ)という美人海洋学者に会う。一目で彼女に惹かれるオールドセン。二人は目的地のファーネスへと向かう。村唯一のホテルに落着いた二人は、オーナーでありウェイターでもあるアークハート(デニス・ローソン)に会う。この村の唯一人の経理士でもある彼は、土地と交換に莫大な金が入ることを二人から聞かされ、協力的な姿勢を示しながらも、交渉の困難さを強調する。村での生活にも馴れ、のんびりと暮らす二人だったが、いよいよ契約が結べるという時になって難問が持ち上がる。湾の浜辺に住む老人ベン(フルトン・マッケイ)が、先祖代々の所有地を手放すことに猛反対なのだ。伝統的な行事、セイドリック祭の夜、空に信じ難いような美しい大流星群を発見したマッキンタイヤが長距離電話でハッパーにそのことを報告。一刻も早く天体観測をしたいとヘリコプターでかけつけるハッパー。その観測の前に、彼は、直接談判するためにベン老人の掘っ建て小屋を訪れた。マッキンタイヤ、オールドセン、そして村の人々が心配する中、やがて、ハッパーとベン老人の笑い声が聞こえてきた。ベンとハッパーは、星の話で意気投合し、ハッパーは大プロジェクトをきっぱりと断念することにしたのだった。自然の中での数日間を経て、マッキンタイヤはヒューストンに戻るのだった。
「ローカル・ヒーロー 夢に生きた男」の解説
スコットランドの田舎町を舞台に石油コンビナート建造をめぐって村人たちと石油会社の若者が繰り広げる交流を描く。製作はデイヴィッド・パトナム、監督・脚本は日本初登場のビル・フォーサイス。撮影はクリス・メンジス、音楽はマーク・ノップラー、編集はマイケル・ブラッドセルが担当。出演はバート・ランカスター、ピーター・リガートなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1986年4月19日 |
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キャスト |
監督:ビル・フォーサイス
出演:バート・ランカスター ピーター・リガート デニス・ローソン ピーター・キャパルディ フルトン・マッケイ ジェニー・シーグローヴ Jeniffer Black |
配給 | ヘラルド・エース |
制作国 | イギリス(1983) |
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