P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-11-10
世田谷美術館のチェコ・デザイン展にロベール・ブレッソン監督映画のチェコ版のポスターが展示されて居た。耳丈が見える素敵な或いはシュールで印象的な女性のportraitイラストでカンヌ国際映画祭のポスター部門でグランプリに輝いた作品で以前フィルムセンター企画展示のチェコ・ポスター展でも観た事が在った
やさしいおんな
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世田谷美術館のチェコ・デザイン展にロベール・ブレッソン監督映画のチェコ版のポスターが展示されて居た。耳丈が見える素敵な或いはシュールで印象的な女性のportraitイラストでカンヌ国際映画祭のポスター部門でグランプリに輝いた作品で以前フィルムセンター企画展示のチェコ・ポスター展でも観た事が在った
マウロ・ボロニーニ監督のドミニク・サンダ主演の未公開映画〈沈黙の官能〉を視ると、同じく彼女が主演のロベール・ブレッソン監督の本編やベルナルド・ベルトリッチ監督の〈暗殺の森〉が思い浮かんだ…。話のスタイルや格調の高さと言う点ではダヌンチオ原作のルキノ・ヴィスコンティ監督の遺作と為った〈イノセント〉何だろうね。耽美的な味わいが有ってスタンリー・キューブリック監督の史劇〈バリー・リンドン〉かもねー。遺産を巡る其の噺で本編同様の或衝撃が走った!
映画<白夜>と同じ文豪ドフトエフスキー原作。テーブルが転倒する冒頭シーンから引き込まれる…、ドミニク-サンダ演じる女学生の心の危機を見詰めた傑作。モノクロ映画<少女ムシェット>で見せた寡黙で暴力的な、ブレッソンのタッチは本編でも強烈。色彩が鮮やかに蘇ったらリマスター版で堪能した。