ノー・エスケイプ 作品情報
のーえすけいぷ
2022年。刑務所は民営となりハイテクの粋を集めた第6重罪刑務所に、上官を殺した海軍大佐ロビンス(レイ・リオッタ)が送り込まれた。権力を激しく憎む彼は、冷血な所長(マイケル・ラーナー)に反抗したことで、流刑の島アブソロムへ移送される。本土から300 km以上離れたその島は、人工衛星による厳重な監視下に置かれた脱出不可能な監獄島だった。島に降り立ったロビンスは、たちまちカリスマ的なリーダーのマリク(スチュアート・ウィルソン)に率いられた残虐な囚人集団“アウトサイダー”に襲われる。何とか逃げ延びた彼は、島の一角で文明的な村落を形成して共同生活を営む“インサイダー”の人々に救われた。ファーザー(ランス・ヘンリクセン)と呼ばれる村のリーダーは定住を勧めるが、戦争中に上官の非情な命令で罪のない人々を殺した過去を世間に公表しようと考えるロビンスは、その申し出を断る。それでも彼は、インサイダーたちと暮らすうちに次第に交流を深めていく。一方、ファーザーたちもまた、密かに船を作り、島からの脱出計画を練っていた。だが、監視線を突破するにはマリクの持つ機材が必要だった。ついに協力を申し出たロビンスはアウトサイダーの縄張りに潜入。マリクに捕らえられ、仲間のケイシー(ケヴィン・ディロン)が殺されるという犠牲を払いながらも、何とか部品を手に入れ村に戻る。怒ったマリクは報復の総攻撃を開始するが、インサイダーたちは苦闘の末にこれに打ち勝ち、ファーザーの捨て身の協力でロビンスはマリクを倒した。島の異変に気づいた所長が鎮圧に向かうが、ロビンスたちはヘリコプターを強奪し、脱出に成功した。
「ノー・エスケイプ」の解説
絶海の囚人島から脱出を試みる男の戦いを描いたSFアクション。イギリスの作家リチャード・ハーレーの小説『The Penal Colony(囚人流刑地)』を、「ディフェンスレス 密会」のマーティン・キャンベルの監督で映画化。製作は「エイリアン2」「アビス」「ターミネーター1、2」のゲイル・アン・ハード、脚本はマイケル・ゲイリンとジョエル・グロス。撮影は「レネゲイズ」「ハイランダー2 蘇る戦士」のフィル・メヒュー、音楽は「夢の涯てまでも」「クロウ 飛翔伝説」のグレアム・レヴェル。島の巨大なオープンセットを手掛けた美術は「フランス軍中尉の女」「遙かなる大地へ」のアラン・キャメロン、衣装は「パトリオット・ゲーム」「マッドマックス サンダードーム」のノーマ・モリソー、編集は「炎のランナー」でアカデミー賞候補になったテリー・ローリングスが担当。主演は「グッドフェローズ」「不法侵入」のレイ・リオッタ。「ハード・ターゲット」のランス・ヘンリクセン、「リーサル・ウェポン3」のスチュアート・ウィルソン、「ドアーズ」のケヴィン・ディロン、「バートン・フィンク」のマイケル・ラーナーらが共演。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1995年2月25日 |
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キャスト |
監督:マーティン・キャンベル
原作:リチャード・ハーレー 出演:レイ・リオッタ ランス・ヘンリクセン スチュアート・ウィルソン ケヴィン・ディロン ケヴィン・J・オコナー ドン・ヘンダーソン イアン・マクニース ジャック・シェパード マイケル・ラーナー アーニー・ハドソン |
配給 | 松竹(協力*コロンビア トライスター映画) |
制作国 | アメリカ(1994) |
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