P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-12
細野晴臣著映画を聴きましょうの巻末で中沢新一との映画談義で登場する中沢新一愛好の本篇,日記映画,実験映画にも凝って映画作家志望の日々も有ったとか興味津々
りとあにあへのたびのついおく
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細野晴臣著映画を聴きましょうの巻末で中沢新一との映画談義で登場する中沢新一愛好の本篇,日記映画,実験映画にも凝って映画作家志望の日々も有ったとか興味津々
早稲田松竹のフィリップ・ガルル監督等孤高のシネアスト特集の中で観たジョナス・メカス監督〈ウオールデン〉の目まぐるしさは本篇故郷リトアニアへのゆったりした郷愁へと変貌して居る。映画のideaに充ちたhumorousな語り口は残しながらも
歌に踊りにと陽気な故国リトアニアへの熱き想いみなぎる極私的ホームムービーの金字塔。〈私にアメリカ社会での難民の位置付けを聴かないで…〉と大説を回避して個人の詩人の感性で紡ぐ映像collageはリトアニア農村の故郷の両親の映像や極上のワインも敵わない井戸の水の味わいと言った原体験に基づいてるんだ!
ジョナス・メカスの極私的な実験映画!日記の形式のシネマダイアリー。モノクローム写真の想い出と記憶のコラージュ集。東京国際映画祭での映画の往復書簡でも監督の独特なモノローグの語り口に魅了された。本編は、記憶の宝石箱或いは珠玉の詩の万華鏡♪