P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-01-14
名誉勲章の候補に、湾岸戦争で殉職した救出ヘリの女性パイロットがあがり、デンゼル・ワシントン扮するサーリング大佐が調査を命じられる。
彼は、生前の彼女と行動を共にした兵士たちを訪ね、証言を求めるのだが---------。
微妙に食い違う証言の内容を、黒澤明監督の名作「羅生門」の形式で再現するという、謎解きの面白さをはらんだ、戦争ヒューマンドラマになっている。
回想シーンに登場する女性兵士に扮するメグ・ライアンは、ある場面では臆病、ある場面では勇敢にと、同じ女性を3タイプに演じ分ける熱演を見せてくれる。
湾岸戦争を取り上げ、重い題材を扱っているのに、暗くならず、カラッとしているのが実にいい。