アメリカン・プレジデント 作品情報

あめりかんぷれじでんと

ホワイトハウス。山積みする仕事を分刻みでこなす合衆国大統領アンドリュー・シェファード(マイケル・ダグラス)は、今朝も大統領補佐官マッキナニー(マーティン・シーン)や専属補佐官ジェニー(サマンサ・マシス)、首席内政補顧問ロスチャイルド(マイケル・J・フォックス)、報道担当補佐官マッコール(アンナ・ディーヴァー・スミス)、世論調査官コダック(デイヴィッド・ペイマー)らブレーンと打合せを開始。次の予定まで4分の空き時間ができた彼は、マッキナニーと環境協会の話し合いの場の顔を出す。そこでは製作担当の弁士シドニー・ウェイド(アネット・ベニング)が大統領がいるとも知らず、環境破壊が進んでいることを力説していた。大統領は2人だけで穏やかに話したいと彼女を娯楽室に招く。彼女にひと目惚れした大統領は、シドニーをフランスの新大統領就任を祝う晩餐会に招待。感激した彼女を大統領はダンスに誘い、満場の招待客の中で華麗に踊った。この出来事をきっかけに2人は急接近し、大統領の死別した妻との間にできた12歳の一人娘、ルーシーも彼らの仲を喜んでいる様子。だが、大統領選の対立候補の上院議員ボブ・ラムソン(リャード・ドレイファス)は2人の恋を争点に攻撃を開始する。そんなある日、シドニーは別れを切り出すが大統領はセックスに臆病だと言い、彼らはついに結ばれた。翌朝、スタッフが驚く中、報道陣の前でキスを交わす2人。それは彼女との仲を公式に認めながらも、大統領の職務とは一切関係ないことの意思表示だった。ラムソンはますます攻撃を強め、マスコミもこれに同調し支持率は大きく低下。シドニーは心から愛している彼を思い、姿を消す。窮地に立たされた大統領は記者会見を開き、懸案だった環境と銃規制の両法案に真剣に取り組むことを表明し、テレビの向こうで見ているラムソン、そしてシドニーに政策とプライベートは別個のものであることを力強く宣言。シドニーもその気持ちに応える決意で、彼の元に急いだ。

「アメリカン・プレジデント」の解説

厳しい政治の世界の真っ只中、一人の男として恋に落ちてしまった現職大統領の姿を描いたラヴ・ロマンス。往年のハリウッド映画調の演出で、“大人のおとぎ話”に仕立てた監督・製作は「ノース ちいさな旅人」のロブ・ライナー。脚本は「ア・フュー・グッドメン」に続くライナー作品となる「冷たい月を抱く女」のアーロン・ソーキン。撮影は「ザ・ペーパー」のジョン・シール、音楽は「彼と彼女の第2章」のマーク・シャイマン、美術は「ストレンジ・デイズ ―1999年12月31日―」のリリー・キルヴァート、衣裳はライナーとは4度目のコンビとなる「ディスクロージャー」のグロリア・グレシャムがそれぞれ担当。主演は「ディスクロージャー」のマイケル・ダグラスと「めぐり逢い(1994)」のアネット・ベニング。共演は「ウォール街」のマーティン・シーン、「ヤング・ヒットマン」のマイケル・J・フォックス、「張込みプラス」のリチャード・ドレイファス、「若草物語」のサマンサ・マシスほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1996年2月10日
キャスト 監督ロブ・ライナー
出演マイケル・ダグラス アネット・ベニング マーティン・シーン マイケル・J・フォックス Anna Deavere Smith サマンサ・マシス Shawna Waldron デイヴィッド・ペイマー Anne Haney リチャード・ドレイファス
配給 UIP
制作国 アメリカ(1995)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:00

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