P.N.「征」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2025-08-19
ゾンビ映画と侮るなかれ。
この映画は自分の中の物質主義という価値観を一掃した。
何でも手に入るショッピングセンターに愛する人と共に立てこもり、子供も産まれるという一見すると幸せなシチュエーション。に、思えるが。主人公は全く幸せではない。
なぜなら外はゾンビだらけ。
自分たちは安全な場所にいて必要な物は揃い日常的な心配はないとしても、周りがそうじゃなかったとしたら…。きっと幸せにはなれない!ということに気付いた。
金がいくらあろうが欲しいものが手に入ろうが愛する人が側にいようが、周りにいる人々が苦しんでいるのなら幸福は成立しないんじゃないか、と、この映画を見て思った。
ゾンビという怪物を通した格差社会の風刺だと自分は思っている。