メイド・イン・アメリカ(1993) 作品情報
めいどいんあめりか
カリフォルニア州オークランドに住むサラ・マシューズ(ウーピー・ゴールドバーグ)はアフリカの女王という店を経営する黒人女性。彼女には高校最上級生の娘ゾーラ(ニア・ロング)がいる。美人で成績優秀のゾーラは一流大学を目ざして勉学に励んでいた。ある日、授業で亡くなった父の血液型がO型で、A型のサラとの間にAB型の自分が生まれるはずがないことに気づいたゾーラは、実の父についてサラを追求した。サラは夫チャーリーが亡くなった後、家族がほしくなり、精子バンクに行って提供者を求めたことを告白、手に入るかぎり最も優秀な知能を持つ中肉中背の黒人を希望したことを語った。それを聞いたゾーラは、親友のティ・ケイク(ウィル・スミス)を伴って精子バンクへ行き、ティに精子を提供させるように見せかけて資料室に潜入し、父の名を盗み見た。その名はハル・ジャクソン(テッド・ダンソン)。ゾーラは彼を訪ね、事実を話して父であることを確認しようとする。ハルは中古車店を経営する白人男性で、店のテレビ・コマーシャルにも自ら出演するエネルギッシュなタフガイ。家に帰ったゾーラは、サラにハルと会ったことを話す。彼が白人だと知ったサラは驚き動揺するが、翌日、ハルの店へと向かった。ハルに娘に近づくなと怒鳴るサラ。その時ちょうどゾーラも店に立ち寄リ、ハルとゾーラに同じ癖があることを知ったサラはショックを受ける。数日後、ゾーラがハルの店へ行ったことを知ったサラは自転車でハルの店へ行った。店の前では、象を使ったコマーシャルを撮影中で、サラが自転車のベルを激しく鳴らしたため、その音に驚いた象がハルを乗せたまま大通りを走り出し、町中は大混乱。それを見たサラとゾーラは大喜び。2人だけでなく町中の人が拍手と歓声を上げ、町はお祭り騒ぎに。その時撮ったフィルムがテレビに流れると、ハルの店は大繁盛し、車は完売状態となった。ハルはプレゼントを持ってサラたちのもとを訪ねた。大喜びでハルを迎えてくれた2人。やがてゾーラがデートに出かけたため、サラとハルは外で食事をすることになり、2人は急接近。2人は家に帰るとベッドに倒れ込むが、そこにゾーラが帰って来て、気まずい雰囲気に。しかし、家を出たサラが交通事故に会うという大事件が起こる。そしてなんとハルの血液型がO型であることも判明。彼はゾーラの父親ではなかったのだ。そしてしばらく後、ゾーラの卒業式。ゾーラの前にサラとハルが現れ、ゾーラは、「パパ」と叫ぶのだった。
「メイド・イン・アメリカ(1993)」の解説
人工受精で生まれた高校生と、その両親をめぐる騒動を描いたロマンティック・コメディ。監督は「恋する人魚たち」のリチャード・ベンジャミン。製作は「ジャック・サマースビー」のアーノン・ミルチャン、「氷の微笑」(主演)のマイケル・ダグラス、「ラジオ・フライヤー」のリック・ビーバー。エグゼクティヴ・プロデューサーは「プリティ・ウーマン」のスティーヴン・ルーサー、マーシャ・ブランドウィン、ネイディーン・シフ、原案はブランドウィン、シフ、ホリー・ゴールドバーグ・スローン、脚本はゴールドバーグ・スローン、撮影は「歌え! ロレッタ 愛のために」のラルフ・ボード、音楽は「リバー・ランズ・スルー・イット」のマーク・アイシャムが担当。主演は「天使にラブ・ソングを…」のウーピー・ゴールドバーグと「スリーメン&リトルレディ」のテッド・ダンソン。「ボーイズ'ン・ザ・フッド」のニア・ロング、グラミー賞受賞ミュージシャンであるD・J・ジャズィー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスのウィル・スミスらが共演。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1993年7月10日 |
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キャスト |
監督:リチャード・ベンジャミン
出演:ウーピー・ゴールドバーグ テッド・ダンソン ウィル・スミス ニア・ロング |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
制作国 | アメリカ(1993) |
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