三角の陥穽 作品情報
さんかくのかんせい

ファッションデザイナーのジスクは、過去に自分を暴行し、財閥の夫まで殺害したサングクへの恐怖の中で生きている。ある日、ヤクザのチュンホに襲われそうになったジスクを、塾講師のヨンイルが偶然助けたことをきっかけに、ジスクとヨンイルは急速に親しくなっていく。夫の遺産相続で悩んでいたジスクはヨンイルにすべてを頼るようになり、出所したサングクを殺害する。しかし、サングクが息を吹き返し、さらにヨンイルの正体が暴かれると、ジスクは号泣する。結局、欲望の化身であるサングクとヨンイルは決闘の末、崖から転落して最期を迎える。
「三角の陥穽」の解説
巨額の遺産を相続することになったファッションデザイナーの女性が、さまざまな陰謀に巻き込まれていく姿を描いたスリラー。レイプされて妊娠した上に監禁される、愛する男のために殺人を犯す、殺人現場の目撃者にゆすられる、と残酷でショッキングな出来事の連鎖が、観る者を飽きさせない。監督は韓国映画界を代表する作家のひとり、イ・マニ(1931-1975年)。イ・マニは朝鮮戦争で暗号兵として従軍後、1961年に「走馬燈」で監督デビュー、「帰らざる海」(1963年)、「晩秋」(1966年)、「休日」(1968年)などを発表。戦争映画、メロドラマ、スリラー、ノワールなど幅広いジャンルを手がけながら、一貫して過酷な運命に翻弄される人々の姿を描き続けた。1975年、遺作「森浦(サンポ)への道」の最終録音中に急逝。43歳の若さで世を去るまでに51本の作品を残している。本作でヒロインを演じたムン・スクと、ヤクザのチュンホを演じたペク・イルソプは「森浦への道」にも出演。2026年9月19日より東京・シネマヴェーラ渋谷で開催の「ジャンルを越え、時代を越える――イ・マニ特集」にてデジタル上映。
公開日・キャスト、その他基本情報
| 公開日 | 2026年9月19日 |
|---|---|
| キャスト |
監督:イ・マニ
脚本:ユン・サムユク 出演:ユ・ジャンヒョン ムン・スク ベク・イルソプ オ・ジミョン |
| 配給 | ダッサイ・フィルムズ |
| 制作国 | 韓国(1974) |
| 上映時間 | 88分 |
(C)Taehung Pictures
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