ガール・アンド・スパイダー 作品情報

がーるあんどすぱいだー

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リザは、長年マーラたちと暮らしてきたシェアハウスを出て、初めて自分だけのアパートへ引っ越そうとしている。新しい生活を楽しみにするリザとは対照的に、残されるマーラの心は激しく揺れていた。段ボール箱が運ばれ、壁が塗られ、家具が組み立てられる。リザの母アストリッド、引っ越し作業員のユレクとヤン、新しい隣人カレンらが二つの部屋を行き交うなか、人々の切望、嫉妬、密かな欲望が浮かび上がっていく。リザの送別パーティーを経て、引っ越しはいよいよ佳境へ。変化のただ中で、つながりを求めるマーラの欲望は強まり、部屋そのものが、切望に震える一つの身体へと変わっていく。

「ガール・アンド・スパイダー」の解説

友人と同居していたアパートから引っ越す女性と送り出した女性のある一日を描くヒューマンドラマ。監督はスイス出身の双子の映画作家ラモン&シルヴァン・チュルヒャー。2026年10月30日(金)より全国公開の「ミニアチュールの詩学 チュルヒャー兄弟『動物三部作』」の一本として上映(他二本は「ストレンジ・リトル・キャット」<2013年>、「煙突の中の雀」<2024年>)。「動物三部作」における彼らのスタイルは、アパートの一室や古い実家など限定された閉鎖的な空間(ミニマムな世界)のなかに、人間の心理や複雑な関係性、世界の縮図を緻密に描き出すというもの。大きな事件が起きるわけではなく、日常の「微細なもの」……コップが置かれる音、誰かの視線、料理の煙、ふとした沈黙など、日常の極めて小さなディテール(ミニアチュール)が積み重ねられていく。そうしたマクロな世界をミクロに縮めた映画に登場する「猫」「蜘蛛」「雀」といった小さな動物たちは、狭い家の中で暮らす人間たちのメタファー(比喩)でもある。小さな空間を徹底的に描くことで、人間の孤独、自由への渇望、家族の歪みといった普遍的で大きなテーマを浮かび上がらせている。2025年・第26回 東京フィルメックスの特集:ラモン・チュルヒャー『動物』三部作の世界」にても上映された。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2026年10月30日公開予定
キャスト 監督ラモン・チュルヒャー シルヴァン・チュルヒャー
脚本ラモン・チュルヒャー シルヴァン・チュルヒャー
出演ヘンリエッテ・コンフリウス リリアーネ・アムアト ウルシナ・ラルディ フルリン・ギガー アンドレ・M・ヘニッケ ザビーネ・ティモテオ
配給 グッチーズ・フリースクール(提供:JAIHO)
制作国 スイス(2021)
上映時間 98分

(C)2021 Beauvoir Films / Zürcher Film / SRF

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最終更新日:2026-09-17 02:00:01

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