煙突の中の雀 作品情報

えんとつのなかのすずめ

煙突の中の雀のイメージ画像1

カレンは森のほとりに建つ幼少期を過ごした家で夫と子どもたちとともに暮らしている。夫の誕生日を祝うため、カレンの妹ユーレが一家でやってくる。自由奔放なユーレは、亡き母を思い起こさせるこの家を幼いころから嫌っていた。カレンの娘ヨハンナや息子レオンも母に立ち向かい、家族のなかにカレンを引きずり下ろそうとする力が生まれていく。さらに、森のはずれに暮らす謎めいた女性リフが現れる。人々の気配で家が満たされ、煙突に迷い込んだ雀が出口を探すなか、カレンの緊張は頂点へ向かう。

「煙突の中の雀」の解説

豊かな自然環境に囲まれた田舎で暮らす一家の元に、妻の姉が訪ねてきたことで過去が甦り、家族の生活が揺らぎ始める様子を描くヒューマンドラマ。監督はスイス出身のラモン・チュルヒャー。製作は彼の双子の兄弟、シルヴァン・チュルヒャー。2026年10月30日(金)より全国公開の「ミニアチュールの詩学 チュルヒャー兄弟『動物三部作』」の一本として上映される(他二本は「ストレンジ・リトル・キャット」<2013年>)「ガール・アンド・スパイダー」<2021年>)。「動物三部作」における彼らの表現スタイルは、アパートの一室や古い実家など限定された閉鎖的な空間(ミニマムな世界)のなかに、人間の心理や複雑な関係性、世界の縮図を緻密に描き出すいうもの。大きな事件が起きるわけではなく、日常の「微細なもの」……コップが置かれる音、誰かの視線、料理の煙、ふとした沈黙など、日常の極めて小さなディテール(ミニアチュール)が積み重ねられていく。そうしたマクロな世界をミクロに縮めた映画に登場する「猫」「蜘蛛」「雀」といった小さな動物たちは、狭い家の中で暮らす人間たちのメタファー(比喩)でもある。小さな空間を徹底的に描くことで、人間の孤独、自由への渇望、家族の歪みといった普遍的で大きなテーマを浮かび上がらせている。2024年・第37回東京国際映画祭「ユースTIFFティーンズ」にて上映。2025年・第26回 東京フィルメックスの特集:ラモン・チュルヒャー『動物』三部作の世界」にも上映。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2026年10月30日公開予定
キャスト 監督ラモン・チュルヒャー
脚本ラモン・チュルヒャー
出演マレン・エッガート ブリッタ・ハンメルシュタイン ルイーゼ・ハイヤー アンドレアス・デーラー ミリアン・ツェルザヴィー レア・ゾーイ・フォス パウラ・シンドラー イリヤ・ブルトマン ルアナ・グレコ
配給 グッチーズ・フリースクール(提供:JAIHO)
制作国 スイス(2024)
上映時間 117分

(C)2024 Zürcher Film / SRF / SRG SSR

予告編動画

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最終更新日:2026-09-17 02:00:01

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