P.N.「ショウ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2026-01-25
激しいゲイの絡みが多いので苦手な人もいるかと思うが、普通の青年が気軽に男娼に手を出せるデジタルネイティブの現実、社会キャリアへのリスクとの危ういバランスが、まさに経験者が著す小説さながら生々しく描かれている。金や経験のためと言いつつ、純粋に人との触れ合いを求める孤独な若者として、文字通り体を張ったルーアリ・モルカの優しくも激しい演技がとても印象的だった。時に人間くさい狡猾さを感じる場面でも、彼だからこそ繊細な好青年という前提でずっと見られて、共感できる場面も多かった。ドラッグやセックスがスマートに身近にある現代のイギリスの若者の世界観がリアルに感じられる作品だった。
