P.N.「ヒマなシニア」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2026-06-06
アメリカ・イスラエルで上映禁止になっている映画が日本で観ることが出来るのは凄いことだと思って観ましたが、汚職の内容が拍子抜けするくらいケチ臭い収賄ばかりをネチネチと尋問するシーンが延々と続くことに驚きました。
こんなのモリ・カケ・サクラの様なモンだろうとも思いましたし、こんなことで一国の総理大臣を訴追できるのか?とも思いました。
確かにネタニヤフとその周囲の人間の醜さを際立出せてはいましたが、映画の終盤で「こんなことで追及していたら敵に弱さを読まれてイスラエル全体が窮地に陥るぞ」と言わんばかりに10.7のハマスによる本物の急襲場面やガザに対する凄惨な報復場面がふんだんに折り込まれていて神経がヤラレそうになりました。
結論としてネタニヤフには醜い側面はあるもののイスラエルにとってこの人間が必要だとも取れる内容でした。
後で知ったことですが、この映画はドキュメンタリー映画監督のアレックス・ギブニー監督の許に何者かが裁判の隠し撮りシーンを送り付けたフィルムを基に創られたとのこと。
当然、この映画が作られることを期待してのことのように思えますし、アレックス・ギブニー監督も送り主の意向を汲んで作った映画と見れないこともないという印象は拭えません。
アメリカ・イスラエルで放映禁止なのは違法な手段で持ち出された裁判記録を基に作られたとのことだと思いますが日本では半年以上ロングラン上映が許されていることはイスラエルの生存戦略を世界に示すプロパガンダのようにも感じました。
