P.N.「あとり」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2025-09-30
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
S.キング原作のホラーなので、キング好きとして鑑賞。
監督(オズ・パーキンス)と原作者双方があまり良い子供時代を過ごせていなかった事もあってか、ややビターな子供時代の描写が生生しかった。
一方で猿がシンバルを叩くことによる死のシーンそのものは「ファイナル・デスティネーション」もかくやと言わんばかりのピタゴラスイッチ。
ゴアではあるものの悲鳴というよりブラックな笑いが起きるタイプのものだった。(特にチップ伯父さんが亡くなる時の画面切り替わり)
全体的に「死を忘るるなかれ」(Memento Mori)を骨子にした上で親子の情を通した良い作品だったと思う。
最後の最後に「青ざめた馬に乗った老人」が出てきたのだけは宗教的文脈が強かったが、それ以外は恐らくフラットに楽しめる作品。