五十年目の俺たちの旅 感想・レビュー 5件
ごじゅうねんめのおれたちのたび
総合評価4点、「五十年目の俺たちの旅」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
P.N.「ゆーま」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2026-01-17
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
この作品の、本当の主役は、洋子です。
表向きはオメダの話ですが、深層にずっと「洋子の物語」が流れています。
洋子は、この作品の中で、「失われた青春」のメタファーとして使われています。
遠い昔に失って、もう二度と手にすることのできないもののメタファー。
中年以降の誰の心の中にもある、「郷愁」のメタファー。
それが最初、真弓の心に取り憑きます。最後には、カースケの心の中にもよみがえり、若き日の洋子の映像が走馬灯のように流れます。
本当に価値があり、でも今は失われてしまった大切なもの……その象徴が洋子なのです。
オメダも、若き日に暮らした家が失われることを知り、そこへ戻ろうとします。
この映画は、それぞれが、心の中の「忘れ去られた青春(=洋子)」を見つめる物語なのです。
鎌田敏夫は、意識的にそれをやっていると思います。
ですから、真弓の精神状態がどうの、という批評は的外れなのです。リアルに考えては駄目です。
あの場面で、「洋子」はよみがえりました。
そして本編を通して、ずっと洋子は深層で映画を支配しつづけています。
その時間に身をゆだねて、自分の中の「洋子」と寄り添うことが、この映画の正しい見方だと思います。
そうすると、驚くほど心地よい時間を過ごせます。
俺旅のファンで、この映画を面白くないと一蹴した方々に、もう一度、別の角度からこの映画に向き合ってほしいと切に望みます。
P.N.「02ti」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2026-01-14
「俺たちの旅 30年目の運命」から 20年経ち,待ちに待った作品が映画化されて、「50年目の俺たちの旅」として帰って来て、ファンとしては、嬉しい限りです。この作品は、主に第1作目「俺たちの旅 10年目の再会」を題材にして描かれていて、続編という感じがしました。全体的に観て、50年目に相応しいストーリー展開で楽しく作品を鑑賞しました。鎌田敏夫さんの脚本と中村雅俊さんの監督としての演出が、とても素晴らしく、前半は、久しぶりに顔を合わせた友人同士の普通の内容で、後半では、問題ありのオメダを何とかしようとする、カースケとグズ六3人の青春ドラマとなっています。真弓役の岡田奈々さんの演技が凄く良く、まるで、洋子(金沢 碧)さんの霊が死んでも死に切れず、真弓の肉体に憑依して、カースケに訴えかけているような感じがしました。もう一つの見方としては、真弓もカースケが好きなので、洋子さんの気持ちは痛い程よく分かり、可愛いさ余って憎さ100倍、心が入り乱れて整理が着かない精神状態を最初のシーンの拳銃で、花を撃ったり、カースケに向かって拳銃を発砲したりと、セリフでは、なく映像で表現して、観ているお客さんも映像で感じて欲しいというのが、この映画の面白いところかも知れません!この作品、とても良かったです。後半の青春ドラマっぽいシーンでは感動しました。特にグズ六の「友達ごっこしに来ました!」のセリフが面白く、年を取っても女好きなグズ六のキャラクター、これは笑えます。この作品は、昔と変わらず、より内容の深い「俺たちの旅」となっていて、50年経っても変わらない3人の友情、これが、この映画テーマだと思うので観る価値は十分あると思います。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2025-12-16
今朝のNHKラジオ深夜便,明日への言葉は本篇出演の秋野太作,本篇に込められた想いや自身の生い立ちや俳優座養成所の時代,恩師・千田是也への思い出,父の格言迄。辛かった時期を振り返って晴れる日の時機を見極めることを悩める人への明日への言葉にチョイス。虚しさがテーマの本作原点の青春ドラマの再評価に就いても話し