この場所 作品情報
このばしょ

東日本大震災から十数年後、岩手県陸前高田市。28歳のフィリピン在住の女性エラ(ギャビー・パディラ)は、日本人の橋本あつ子(片岡礼子)と再婚した父・エマンの訃報を聞き、来日する。腹違いの妹・橋本レイナ(中野有紗)と出会うが、父の遺言書を巡り、姉妹は激しく衝突する。エラは、遺産が必要な複雑な事情を抱えていた。そしてエラは、この街が経験した大きな震災と、住民にもたらしている傷の深さを理解するようになる。
「この場所」の解説
陸前高田市を舞台に、フィリピン人の姉と日本人の異母妹の出会いを通じて、心の復興と再生を見つめたヒューマンドラマ。28歳のフィリピン人エラは、日本人と再婚した父の訃報を聞いて来日し、腹違いの妹レイナと出会うが、父の遺言書をめぐって激しく衝突する。だが、震災のことや街の住民の気持ちを知るにつれ、自らの怒りや哀しみが溶解していくのを感じる。出演は「ビリーとエマ」のギャビー・パディラ、「PERFECT DAYS」の中野有紗、「嗤う蟲」の片岡礼子。監督は、アート活動のために東北への訪問を重ねてきたフィリピン人監督ハイメ・パセナ2世。フィリピン最大の独立系映画祭であるシネマラヤ映画祭にて最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、最優秀撮影賞、最優秀美術賞の4冠を達成。フランスのヴズール国際アジア映画祭学生審査員賞受賞のほか、大阪アジアン映画祭、モスクワ国際映画祭に正式出品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2026年春新宿K'sCinema、フォーラム仙台、フォーラム盛岡ほか順次公開 |
---|---|
配給 | キョウタス=Spanic Films |
制作国 | フィリピン=日本(2024) |
上映時間 | 86分 |
公式サイト | spanic-films.com/konobasho |
(C)2024 映画「この場所」Film Partners
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「この場所」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。