対話する世界 作品情報
たいわするせかい
高校3年生の長島愛祈(夏海)は、叔父の死をきっかけに憧れの東京へやってくる。叔父が生前住んでいた部屋で8mmフィルムを発見した愛祈は、残された手紙の住所を頼りに、ある人物を訪ねる。18歳、何を見、誰と過ごし、どの場所で生きていくのか。大人と子どもの狭間で、現実と虚構が交錯する世界で過ごす3日間の夢のような物語……。
「対話する世界」の解説
「たまつきの夢」や「ブルーを笑えるその日まで」を生んだ映像団体「映日果人(えいじつかじん)」による映画製作プロジェクトにして、岡山県出身の田口敬太監督の劇場公開長編第3作。亡くなった叔父が遺したフィルムをめぐり、18歳の女子高生が経験する虚実ないまぜとなった3日間の物語。主演はこれが映画初主演となる夏海。共演は、峰平朔良、藤井愛稀ら若手俳優と、監督と縁の深い木田友和、ミネオショウ、長谷川朋史らが脇を固める。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年12月21日 |
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キャスト |
監督:田口敬太
出演:夏海 峰平朔良 ミネオショウ 長谷川朋史 南北斗 広木健太 宮本なつ 藤井愛稀 小原徳子 木田友和 星野たかお 鳥谷宏之 舞木ひと美 Bebe 天才ナカムラスペシャル 小澤雄志 環菜美 神山てんがい 稲生涼 小倉綾乃 |
配給 | 映日果人 |
制作国 | 日本(2023) |
上映時間 | 95分 |
公式サイト | https://www.taiwasekai.com/ |
(C)映日果人
予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「プロソポンの告白」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-12-24
現実と虚構が錯綜する映像。映画監督をめざしていたおじさんの「死」が映像をドライブしていく。
映画館で映画監督でもあるおじさんが突然死すると言うエピソードは、人称を超えた不在の「ある」を暗示させているように思えた。人は自分の死を体験できない。死は概念でしかありえず他者が完結させる世界。ただ不在の「ある」の世界。それを踏まえ、おじさんの死が「死」へと越境したイメージが映像として展開される。